2020年11月1日日曜日

何故、大工の手刻みによる家づくりに拘るのか?

 ⼤⽅の⼈は⽊造の家は誰がつくっても⼀緒だと思っているのではないでしょうか。

確かに⼯場で⽣産するプレカット⽅式なら⼀緒です。

ですが建築⽤材としての⽊材は⼤量⽣産⽅式には無理があります。

木は自然の中に育つ植物であり生き物です。

当然のごとく1本たりとも同じものはありません。

同じ樹種であっても育つ場所によって、強度もクセも違います。

その選別は今のところ機械では出来ません。

⼤⼯職⼈の⻑年の経験と眼⼒に頼るしかありません。


更に⽊組みの構造となると、接合部や組⼿が複雑であり、ノコギリ・ノミ・カンナを⾃在に操る技能⼒が必要です。

⽇本の伝統的⽊構造は世界でも類のない最先端の技法です。

これは科学的実験によりデータも公開され証明されています。


ですが、この技能を⾝に付けるには最低でも10年の訓練を要するので今の若い職⼈は減少しています。

⾼度な性能・品質の家をつくるための絶対条件です。

この技術を後世に継承するためにも⼿刻みの家づくりに拘っています。






2020年10月20日火曜日

木の温もりと自然生命が宿る家

 日本の大方の人は木の家をお望みです。

それは木組みが醸し出す力強さ。複雑な木目模様。

天然素材の快適性。寿命の長さ。

これが昔から伝わる日本の木の家の魅力だと思います。

木は自然が育む自然素材です。

曲がった木、クセのある木、年輪の大小、色つや、人間と同じで一つとして同じものはありません。

その個性を見抜き活かすには、長年の経験を積んだ大工職人の眼力が欠かせません。

古来から日本の木造建築の匠は、家には永遠の魂が宿ると伝えてきました。

今風の建て方は木の本質を活かした家とは言えません。


確かに壁や天井に木目の板などに化粧はしています。

肝心なのは、柱や梁が室内空間に現すことです。

その効果として湿度調整は勿論ですが、木が発散する有効成分が心身を癒します。


2020年10月10日土曜日

家を新築・改築する時は「屋根は安田瓦を」と一言

全国各地、地場産業の活性が直近の課題です。

阿賀野市には地元の資源を活かした伝統産業が幾つもあります。

そこで、家づくりを専門職とする立場から「安田瓦」の特性を紹介します。


屋根は建物の最上部で風雨や雪、日射などの過酷な外圧に耐えなければなりません。

それには、損傷しない強度と劣化に対する性能が必要です。

屋根工法を大別すると、鉄板葺きと瓦葺きがあります。

近年の住宅市場は大手ハウスメーカー主導となり、鉄板の屋根が目立ちます。

その結果、瓦の屋根は旧式で時代遅れであるというイメージが広がりました。


ところが専門的検知から精査すると、瓦の性能・品質は遥かにレベルが高いのです。

特に「安田瓦」は科学的実験でJIS規格より高水準の性能が証明されています。

特徴は、曲げ強度が高く吸水率が低いので耐雪や凍結、防風や塩害に強い。

これらの性能により、瓦と鉄板のメンテナス費用の差は、30年で240万円になります。

「安田瓦」の発祥は190年前に始まり、現在では最新の機械化生産により品質管理も万全です。

住む人の安全・安心と資産価値の高い家が実現します。









2020年10月1日木曜日

住む人とつくる人の信頼の絆が永遠に籠る家

家を求める動機は人それぞれによって多種多様です。

従って一品たりとも同じ家はありません。

ですが、住むほどに愛着が湧くといった家は少ないようです。

その為にはスタートが肝心です。

先ずはどの様な住まい方をしたいのかをよく考える。

次に設計者と何度も話し合いプランを煮詰める。

但しこれはあくまでも理想を絵に描いただけに過ぎません。

家は構築物ですので多くの専門職の連携による合作です。



重要なのはその担当者によって作品の良し悪しが決まるということです。

経験の乏しい作業員レベルでは不可能です。

プロの職人はお客さまや作品に対する責任感が根底から違います。

お客さまの要望を直接聞かせてもらい、それを如何に現実化するに心血を注ぎます。

それを繰り返す事によってお互いの信頼感が生まれます。

家は単なる箱物ではなく、住む人とつくる人の思いが籠る生命体です。





2020年9月21日月曜日

木造建築は「都市の森林」、伐採・植林・長期使用で環境保全

 最近、日本各地で気候変動による災害が多発しています。

その要因はCO₂の排出による地球温暖化だと言われています。
樹木はCO₂を吸収して成長するので、これをその対策として利用します。
樹木の吸収・固定量は樹齢約50年まで伸び続け、それ以降は、ほぼ横ばいで推移します。
まずは、この特徴を踏まえて、老齢化した樹木を伐採し、必ず植林する。


そして伐採した木材で木造建築物を建て、50年以上使用する。
「伐採」「植林」「木造建築物の長期使用」の3つが連携して初めて、CO₂の吸収を最大化した森林保全が可能となります。


延べ面積30坪・20㎥の木材を使う家で5tの炭素を固定できます。
木造建築物は日本の低炭素社会を実現し、地球環境保全に貢献する「都市の森林」なのです。
一般的に木造建築物は短命だと思いがちですが、違います。
シロアリ被害や不朽さえ防げれば、半永久的に耐久年数を延ばせるのです。


大径木を用いた木組み・高床構造・軒を長くするなどの耐久構法は、これからも継承すべき日本独特の建築文化です。