2026年6月10日水曜日

伝統構法の家は高度な耐震性能で住む人の生命と財産を守る

日本は地震の国です。

いつ何時大地震が発生するか分かりません。

家に課せられた第一使命は、住む人の生命と財産を守る事です。

その為にも高度な耐震性能が求められます。

私たちがつくる伝統的な木造軸組は、木材のめり込み特性を生かした独特の仕口や継ぎ手の形式を持っています。


木材どうしの接合部に生じるめり込みによって、地震時において軸組はしなやかに変形します。

木造軸組みの接合部は架構全体の安全性を左右する大切な要素です。

近年の住宅生産では加工に手間の掛かる仕口を用いず、多くの場合、簡易な接合部が採用されています。



この様な形式の仕口には変形能力とエネルギー吸収を期待できず、むしろ地震時の変形によって接合部の抜け出しが懸念されます。

必要以上に強固な金物を用いれば、木材の仕口における回転変形を強く拘束してしまい、大きな地震を受けた時には木材を破壊する懸念があります。

2026年6月1日月曜日

要望を満たす家を取得するには誰に頼めば良いのか?

家の注文を受けたらお客さまの要望を満たさなければなりません。

地域・家族構成・職業等の違いによって求める内容は様々です。

利便性や居住性・デザインの違いはあっても、丈夫で長持ちする家は一緒です。

この要望にお応えする為には、設計者の、木造に関する経験とセンスが問われます。


地震や台風に襲われても、倒壊しない構造体をつくるには構造計算が必要です。

これら全ての要望を図面に掲載し、施工管理者にバトンタッチします。


管理者は図面を精査し、各工事担当者に指示を出します。全ての工種は長年の経験を有した職人によって行われます。

特に木造の構造体を組み立てる大工職人の技がその家の価値を左右します。


最近は木造の家をつくる技術を有した設計者や各種職人が少なくなりました。

私たちは長年、設計・施工の一環体制で木造の家をつくってきました。

こらからも、若い社員を養成して価値のある家づくりに励みます。

2026年5月20日水曜日

家の果たす様々な役割

家に求められる役割は沢山あります。

その第一は、住む人の健康・生命と財産を守る事です。

その為には大きな地震や台風に襲われても倒壊しない構造が必要です。



その安全を構造計算によって証明されていれば安心して住めます。

火災が発生しないように、防火に対する対応も大切です。

家を取得するには大金を払うので、永く住めて途中出費が少ない事が求められます。

家族が一緒に生活する住まいなので、室内は動きやすく便利で快適な空間。

幼い子供が大人になるまで勉強のできる遮音性の高い子供部屋。

トイレ・バスルーム・キッチン等、便利な設備機器。重厚でカッコ良く、ステイタスを感じるデザインの外観。



光熱水費を節約できる、高断熱・高気密の省エネ仕様。これらは家を求める人にとっての基本事項です。

住む人の違いによって求める要望が他にもあるでしょうから、それらを明確にする事が大切です。



2026年5月10日日曜日

何故、大工の手刻みに拘るのか?

今は木造の家の大半は、プレカット工場で加工された簡易な工法で建てられています。

この工法の家は木材量も少なくクギや金物で組み立てるので安くできますが、長持ちはしません。

本来、木造の家は長持ちするのが特長ですが、この工法では無理です。


建築資材としての木材の特性は、内部に空気が含まれている事です。

押せばへこむし、離せば戻る弾力性を持っています。

この特性を活かすと、地震や台風に強く長持ちのする構造体となります。


その為には構造体を構成する木材を直角に接合する方法が大切です。

この部分に力が加わると、めり込みによってエネルギーを吸収します。

更に木材と木材を金物を使わない特殊な方法で繋ぐ事によって、一体性のある強固な構造体となります。


これによって高度な耐震性能が発揮されます。

これからも、私たちは大工の手刻みによる伝統構法の家をつくっていきます。


2026年5月1日金曜日

家のデザインは住む人のセンスを表す

芸術作品は多くの人から観てもらって評価が決まります。

家も道路沿いに建つ建築物なので多くの人の目に留まります。

これによって住む人の人間性や人柄が想像できます。


更に地震や台風に襲われた時、どの様な状態になるかによって価値が決まります。

家は注文品なので設計を誰に頼むか?

それによって大方が決まります。


建築士であっても木造建築を知り尽くしている設計者は多くいません。

それを確かめる為に、これまでどの様な建築物を設計してきたか確かめましょう。

外観が良くて地震や台風に強い家は構造計算で証明されます。


私たちはこれまで様々な家を設計・施工してきました。

そこで、一番に気を使う事は外観の安定観と重厚観です。

見る人の心が安らぐ家でなければなりません。


これらの家が多くなれば良い環境の街並みとなります。

家は住む人だけの物ではなく、第三者にも影響を与える作品です。