2018年3月20日火曜日

永く愛されるために「技能後継者の育成と地産地建」

人は長い生命活動の中で少なからず異常や不調をきたします。その時、頼りになるのはお医者さんです。

家についても、30年50年先を考えると、同じ危険性が予測できます。不具合や不都合が生じた場合、その原因を的確に判断できて、それに対処できる技術プロがいなくては、生きる命も絶たれる恐れがあります。

工場化された家であっても、一旦出来上がれば、救急の場合運んで行くことはできません。必ず往診が必要です。それもヤブ医者では困ります。

近年の日本の家づくりは新工法、新建材による簡略化により、職人の技能を磨くチャンスが失われつつあります。従って、現役職人の老齢化とともに職人技の絶滅が危惧されます。いくら便利な機械や道具ができても、使いこなす人がいなくては宝の持ち腐れです。まさに、技能職人は家のホームドクターなのです。

一方、建築材料についても同じことがいえます。30年50年後、補修や一部取り換えをする時、その材料がなければ全部入れ替えになってしまいます。

地域で生産されるものを使うのが「地産地建」です。その地域の気候風土にあった特産品ですから、将来も途絶えることはありません。

当「あがの」地域は安田瓦の生産地です。
木材は近くの山に林立しています。
腕の良い職人も多数います。





この地産地建の家づくりが広まれば、地域経済の活性にもつながります。


2018年3月19日月曜日

イベントのご案内 「あがの国際交流音楽祭」

阿賀野市で、イタリア・アメリカ・東京から世界トップレベルのジャズミュージシャンを迎え、クラッシクからジャズまで、阿賀野市民と国際交流を含んだ音楽祭です。

期日は 4月15日(日) PM3:00 ~ 5:00 です!



○主   催:あがの国際交流音楽祭 代表 遠藤秋子
○問い合わせ:㈱研創 武石明 ☎0250-68-3212
○後   援:イタリア大使館 阿賀野市&教育委員会
○開   場:PM2:30
○会   場:阿賀野市 水原総合体育館
○入 場 料:無料
○プログラム:PM3:00~4:00 各バンド演奏と指導
        4:00~4:30 ジャズ講座
        4:30~5:00 ロザリオ実演
○参 加 団 体:水原中学校吹奏楽部
        新発田高校ブラスバンド部
        阿賀野市内社会人バンド

たくさんの皆様のご来場をお待ちしております。

2018年3月10日土曜日

永く愛される為に「改築・改修の容易性と履歴の記録」

丈夫で100年以上長持ちする家であっても、そのままの形で50年・100年後に住む人々の要望に応えられるかと問われれば?

答えは一つ。永く住むには、家族構成やライフスタイルの変化等に対応できる「可変性」が求められます。それは、間取りの変更であったり、設備機器の入れ替えであったりします。



ところがその段になって、工事費がべらぼうな高額となると、飴の代金より笹の代金となります。その過大な負担を後世まで残さない為には最初が肝心です。丈夫であると同時に、多様な変化に適応できる構造体であるべきです。

釘・金物や合板に頼る短期的・平面的な構造体ではなく、太くて長い梁と柱などで組み合わされた構造体が望まれます。更に、構造体と内装や設備が分離され、改装や設備の取り換えが容易であること。その為に、床下や天井上の高さ、壁の幅、点検口、水回りの計画配置等々、長期にわたる配慮が必要です。



人間の健康維持に定期検査が必要なように、家を長持ちさせるには維持管理が重要です。こまめに点検することが、余計な費用を倹約する最大の予防策となります。その都度、定期検診や改装・改築の記録(カルテ)を残し、後世に引き継ぐ事により、その家の健康状態(資産価値)もはっきりします。

2018年3月1日木曜日

永く愛されない理由、魅力・愛着の欠乏

今や、日本人の平均寿命は80年以上なのに、何故、家の寿命は30年の短命なのか?

人間の場合、身体が弱いということは長生きできない大きな要因です。家の場合も骨格となる基本構造だけは十分な強度と耐久性が必要です。が、多少の機能不全は、部分的な取り換えでカバーできるので人間とは違います。手直しや改装をすれば、いくらでも寿命は延びます。

ところが、その逆現象が現実ですので、それ以前の問題です。要するに「今の家に魅力や愛着を感じなくなった」のです。

よく考えてみると最初から魅力が無かったのかもしれません。間取り変更や耐震改修に膨大な費用を要するお粗末な構造。不自然で異質な新建材。その場しのぎの独善的な設計。奇をてらったお化粧デザイン・・・。

時の経過とともに化けの皮がはがれて、我慢も限界に達し愛想が尽きた。魅力の元は主観的な問題なので一概に断定はできませんが、誰もが認める普遍的な魅力はある筈です。

ただ、周りの空気の弱い日本人の特性も考えられます。新しいものが良くて、古いものは悪いという短絡思考です。その空気に抵抗することは、かなりの勇気がいることかもしれません。なればこそ、世代を超えて誇りを持って、永く愛され、魅力のある家づくりが求められます。




この家は空き家ですが、次の出番を待っています。移築再生に関心のある方はお電話を下さい。
☎:0250-68-3212 ㈱研創