生まれも育ちもわかる「あがの杉」を使う
「あがの家」に使う構造材(土台・柱以外)は、天然乾燥の「あがの杉」です(小割材であっても、一切外国産材は使いません)。
建て主さんに、その素晴らしさを知って頂きたく、木が育っている山にお連れする事にしています。
ご希望であれば、立木を選んでもらう事も出来ます(但し、乾燥期間が必要となりますが)。
目的は、木材提供者との交流により、信頼関係が深まります。更に、植林の大切さを分かって頂き、山を守る費用の必要な事も、分かって頂けると思います。
山に費用を払うというと、普通の家より価格が高くなると思われるかもしれませんが、逆です。
同じ地域内で直接山から木を製材所に運ぶ事で、流通の中間マージンや運搬費をカット出来るのでコストは下がります。
予算を上積みしなくても、建て主さんが普通に支払われるお金の中から、山の木を育てる費用が賄える仕組みです。
このプロジェクトは、これまでにない新しい日本の家づくりを目指します。
その前提として、徹底的に価格の透明化を図り、お金と家の価値・魅力の両面で、建て主さんが満足・共感して頂けるように、誠意・熱意をもって努力します。
2019年5月10日金曜日
「三方良し」を目指して「あがの家・創生プロジェクト」Part1
「地域活性を目指して」ご参加を
「越後にいきる家をつくる会」は、平成13年4月に発足、今年で19年目になりました。
会則3に「新潟県産木材の需要拡大を図ることで、山村及び地域の木材、住宅に係る産業を活性化し、次世代に引き継ぐ住み心地の良い地域と、ネットワーク作りを目的とする」と記載されています。
以来、講演会・見学会・会報発刊・山の作業会・建築学研修会・各種イベントへの参加、等々、様々な活動を行ってきました。
が、その実質的効果を今振り返ってみると、微々たるものであった事は否めません。
4年前に、県内の人・モノを活用した「越後特産品創生事業」を掲げましたが、それとても日の目を見ることは出来ませんでした(越後といっても余りにも広範囲)。
今まさに、地方創生が急務です。
そこで、ある一定のエリアの資源・産業・人・風土を活用した家づくりに絞り込むことにしました。
その一つのモデルとして、阿賀町・阿賀野市を中核とした「あがの家・創生プロジェクト」です。
当地は、あがの杉・安田瓦・壁土等々の建築用材と、各種職人さんが豊富です。
このネットワークを活かして、新しい魅力と価値ある家づくりを目指します。
ご協力ご参加をお願いします。
「越後にいきる家をつくる会」は、平成13年4月に発足、今年で19年目になりました。
会則3に「新潟県産木材の需要拡大を図ることで、山村及び地域の木材、住宅に係る産業を活性化し、次世代に引き継ぐ住み心地の良い地域と、ネットワーク作りを目的とする」と記載されています。
以来、講演会・見学会・会報発刊・山の作業会・建築学研修会・各種イベントへの参加、等々、様々な活動を行ってきました。
が、その実質的効果を今振り返ってみると、微々たるものであった事は否めません。
4年前に、県内の人・モノを活用した「越後特産品創生事業」を掲げましたが、それとても日の目を見ることは出来ませんでした(越後といっても余りにも広範囲)。
今まさに、地方創生が急務です。
そこで、ある一定のエリアの資源・産業・人・風土を活用した家づくりに絞り込むことにしました。
その一つのモデルとして、阿賀町・阿賀野市を中核とした「あがの家・創生プロジェクト」です。
当地は、あがの杉・安田瓦・壁土等々の建築用材と、各種職人さんが豊富です。
このネットワークを活かして、新しい魅力と価値ある家づくりを目指します。
ご協力ご参加をお願いします。
2019年5月1日水曜日
家の価値・性能・機能の関連特性を知る Part6
「建物の変形(層間変形)について」
これまでは、「耐震性能における地震力とは水平力のことであり、建物の重量と固有周期が影響する」というのが、概略の説明でした。
今度は建物の地震に対する耐力(抵抗力)についてのお話しです。
建物に水平力を加えて徐々に強くしていきます。すると、建物は少しずつ変形を始め、窓ガラスが割れたり、外壁にヒビ割れが入ったりします。
この現象の現れる変形の度合い(変形量)は、各階の高さ(H)と、変形の幅(δ)の比(層間変形角 θ=δ/H)で表します。
外壁のサイディングでヒビ割れの起きる限界の θ は 120分の1(損傷限界)とされ、階の高さが3mだとすると2.5cmになります。
これに対して建物が倒壊する限度を「安全限界」と言います。
今風の合板や筋かい等、釘や金物に頼る構造の安全限界は30分の1とされています。
当社がお勧めする木組みによる伝統的構造の場合は、15分の1までの粘り強さが実験で証明されています。
これまでは、「耐震性能における地震力とは水平力のことであり、建物の重量と固有周期が影響する」というのが、概略の説明でした。
今度は建物の地震に対する耐力(抵抗力)についてのお話しです。
建物に水平力を加えて徐々に強くしていきます。すると、建物は少しずつ変形を始め、窓ガラスが割れたり、外壁にヒビ割れが入ったりします。
この現象の現れる変形の度合い(変形量)は、各階の高さ(H)と、変形の幅(δ)の比(層間変形角 θ=δ/H)で表します。
外壁のサイディングでヒビ割れの起きる限界の θ は 120分の1(損傷限界)とされ、階の高さが3mだとすると2.5cmになります。
これに対して建物が倒壊する限度を「安全限界」と言います。
今風の合板や筋かい等、釘や金物に頼る構造の安全限界は30分の1とされています。
当社がお勧めする木組みによる伝統的構造の場合は、15分の1までの粘り強さが実験で証明されています。
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