2021年9月20日月曜日

改修工事を依頼する時は、その目的を明確に伝える

家の果たす役割は多種多様です。

建てた当時は満足しても、年数が経つ事によって不便や不具合が生じます。

それを解消する為に専門業者に相談します。


その時、誰を選ぶか、が大切です。

木造の家の改修設計は、長年の経験と高度な建築技術を持った建築士でなければ出来ないからです。

次に大切な事は、何に不便や不足を感じるのかを明確に伝える事です。

あやふやな伝え方だと、目的と違った工事となる危険があります。


同時に予算の範囲も伝える事も重要です。

理想的な改修設計ができても、予定外の出費であれば実現不可能です。

更に直接工事を施工する担当者とのコミュニケーションも大切です。

設計図が出来上がっても担当者の違いによって、目的の捉え方が異なる場合があるからです。

その為にも再度、要望する内容を伝えるべきです。


同時に工事の進行状況も常に確認します。

出来上がってみたら、こんなつもりでは無かった。では悔やんでも悔やみ切れません。



2021年9月10日金曜日

金物を使わない木組みの家は、間取り変更が容易です

最近の家づくりはプレカット工法が殆どです。

短くて細い木材を金物やボルトを使って組み立てます。

この工法は木材の強度に余裕がないので、屋根や梁組を取り換えなければなりません。

解体した木材は金物やボルトを使っているので、接合部には傷や亀裂があるので再使用はできません。

結果として膨大な工事費が掛かります。




それに対して、伝統的木構法は、長くて太い木材を金物を使わないで組み立てます。

木材の強度に余裕があるので、一部の柱や壁を外しても構造的な影響はありません。

取り外した梁や柱には損傷がありませんので、そのまま使う事もできます。

木材と施工費の節約により出費も少なくて済みます。

建てた当時は良かったにしても、年数が経てば間取り変更が必要となる場合があります。

その為にも、金物を使わない木組みを家をお勧めします。






2021年9月1日水曜日

家は住む人の品格を表現する一品です

家は土地の上に立つ建築物ですので動かす事は出来ません。

完成すれば永遠に人の目にさらされます。

その姿形を見た人は、どんな人が住んでいるのだろうと想像します。

派手なデザインやアンバランスな外観では目障りです。


年数が経つほどに周りの環境に馴染む外観であれば存在感が増します。

家の取得には膨大な出費を伴うので、簡単に建て替える事は出来ません。

その為にも最初が肝心です。


自分は何の為に家を求めるのか?を何度も自問自答します。

その目的と要点が決まったら、設計士に相談する。

家は生活の場ですので多種多様な機能が要求されます。

同時に立つ場所の環境、雪や風雨等にも配慮しなければなりません。

それによって、平面プランと面積が決まります。


後は屋根・外壁等の外部仕様です。

省エネや設備機器に関しては設計士の提案を参考にして予算を決めます。

内観や外観はパースで確認する事をお勧めします。