2023年4月20日木曜日

家を注文する時の注意点

一般の商品は店頭やカタログから選んで買います。

古くなり使いものにならなくなれば、何度でも買い替えができます。

家は住む人の土地の上に建つ構造物ですので動かす事は出来ません。

更に、取得するには高額な出費が必要ですので、簡単に買い換える訳にはいきません。

なので、家を注文する時は余程の注意が必要です。



家は工場で生産される商品とは違い、注文を受けてからつくられる一品です。

出来てしまってから、自分の望んだ家とは違うと文句を言っても間に合いません。

先ずは、設計者が決まったら、自分の要望を詳しく伝えます。

設計図が出来たら要望事項が記載されているか確認します。

知らない事があれば何度でも質問します。

工事が始まる前に施工管理者に要望事項を理解しているか確かめます。

工事が始まったら各工種の担当者に再度要望を伝えます。

これらを実行すれば、高品質で資産価値の高い家を取得出来ます。







2023年4月10日月曜日

日本の家づくりシステムを後世に継承する

日本で建てられている家の殆どは木造です。

日本の木造建築は1500年以上も前に発生しました。

それを証明するのが世界で最古の木造建築、奈良の法隆寺です。

この技術・技能が進化して現在の木造建築に活かされています。

特に高度な耐震性能は、地震国日本で今も現存する神社仏閣が証明しています。

建築用材としての木材の供給も、日本独特のシステムが出来ています。

立木を伐採したら直ちに植林する。

針葉樹は成長が早いので70年位で建築用材として使えます。




これらを繰り返す事で何時までも資源は枯渇しません。

私たちはこの先人の知恵を受け継ぎ、更なる進化と向上に努めます。

今現在の家づくりの基本は、大工職人の技によって組み立てる伝統構法です。

これによって、居住性が良くて丈夫で長持ちのする家が出来ます。

家は住む人の土地の上に建つ構造物であり財産です。






2023年4月1日土曜日

高度な耐震性能と資産価値の高い家

私たちが提供するのは、大工職人の技術によって造られる伝統構法の家です。

家は高額の出費を伴う財産なので居住性と丈夫さが求められます。

今風の工場で加工するプレカットの家では、その要望にお応え出来ません。


建築用材である木材は自然が育む自然素材です。

当然のごとく1本たりとも同じものはありません。


同じ樹種であっても育つ場所によって、強度もクセも違います。

その選別は今のところ機械では出来ません。

大工職人の長年の経験と眼力に頼るしかありません。

この木材を大工職人の技術によって組み立てるのが伝統構法です。


釘や金物を使わないので、見た目も良く耐震性能も高まります。

この二つの要因で丈夫で長持ち、資産価値の高い家が出来ます。

これを実行する為に、私たちは若い大工職人の育成に努めています。

木材は昔から付き合いのある阿賀町上川地区の山林主が育てた「あがの杉」です。