2023年6月20日火曜日

何故、大工の手刻みに拘るのか?

今は木造の家の大半は、プレカット工場で加工された簡易な工法で建てられています。

この工法の家は木材量も少なくクギや金物で組み立てるので安くできますが、長持ちはしません。

本来、木造の家は長持ちするのが特長ですが、この工法では無理です。


建築資材としての木材の特性は、内部に空気が含まれている事です。

押せばへこむし、離せば戻る弾力性を持っています。

この特性を活かすと、地震や台風に強く長持ちのする構造体となります。


その為には構造体を構成する木材を直角に接合する方法が大切です。

この部分に力が加わると、めり込みによってエネルギーを吸収します。

更に木材と木材を金物を使わない特殊な方法で繋ぐ事によって、一体性のある強固な構造体となります。


これによって高度な耐震性能が発揮されます。

これからも、私たちは大工の手刻みによる伝統構法の家をつくっていきます。










2023年6月10日土曜日

家のデザインは住む人のセンスを表す

芸術作品は多くの人から観てもらって評価が決まります。

家も道路沿いに建つ建築物なので多くの人の目に留まります。

これによって住む人の人間性や人柄が想像できます。


更に地震や台風に襲われた時、どの様な状態になるかによって価値が決まります。

家は注文品なので設計を誰に頼むか?

それによって大方が決まります。


建築士であっても木造建築を知り尽くしている設計者は多くいません。

それを確かめる為に、これまでどの様な建築物を設計してきたか確かめましょう。

外観が良くて地震や台風に強い家は構造計算で証明されます。


私たちはこれまで様々な家を設計・施工してきました。

そこで、一番に気を使う事は外観の安定観と重厚観です。

見る人の心が安らぐ家でなければなりません。


これらの家が多くなれば良い環境の街並みとなります。

家は住む人だけの物ではなく、第三者にも影響を与える作品です。










2023年6月1日木曜日

地盤と基礎は家の安全を決める

家の安全は敷地の地盤特性と基礎のやり方で決まります。
それを決める手順として先ずは、家の規模と配置が決まったら地盤調査を行い地耐力と土質を調べます。


そのデータを基に基礎の形状と地盤改良が必要かどうかを決めます。
地耐力の大小によって布基礎かベタ基礎を選択します。
基礎の形状だけで持たない場合は地盤改良か杭基礎にします。
地盤改良は敷地の土に固化材を混ぜて地耐力を高めます。
地表面から2mくらいの範囲を改良する「表層改良」と、杭状に改良体をつくる「柱状改良」があります。




危険なのは地下水位が浅い砂質地盤です。
この地盤は地震が発生した時、液状化現象を起こし建物を一瞬で倒壊させます。
これを防ぐには長尺の鋼管杭の基礎なのですが、コストが高くなるので別の土地に建てるしかありません。
家に作用する地震力を算出する際は、地盤の振動特性も考慮します。
地盤種別は地盤周期により3種類に分けます。