家は人が生活するために、多種多様な機能が複雑に絡みあった複合物です。
常に風雨にさらされ、時間が経てば様々な不具合が生じます。その場合、往診が必要です。
その現状や原因を的確に判断できる技術プロがいなくては、生きる命も絶たれる恐れがあります。ヤブ医者では困ります。
最近は新工法、新建材による簡略化により、高度な専門技術職人が少なくなりました。いくら高度なコンピューターや機械があっても、使いこなす人がいなくては無用の長物です。
まさに、住宅診断士は家のホームドクターなのです。
家は人が生活するために、多種多様な機能が複雑に絡みあった複合物です。
古い家の再生というと、ややもすると、住む人も建築担当者も意匠・デザイン等、表面的な見た目のモノだけに拘ろうとします。
日本の木造建築物と鉄やコンクリート造りとの最大の違いは、腐れと虫害の管理さえ適正であれば、半永久的に機能する特長があります。
建物の変形(層間変形)について」
「地震の揺れを左右する、地盤と建物の周期」
前回も書きましたが、地震は日本に住んでいる限り、決して他人事ではありません。そこで、今回は「家の耐震等級」です。
「1階2階、各々の重さに働く地震力」
「地震力と耐震性」
「梁のたわみに対する設計数値」
目を引くもの、カッコイイものが良いデザインと思われがちです。
建築における構造技術とは何か?
設計者・施工者の多くは、これまで在来軸組工法による住宅設計において、構造(性能)を真剣に考慮することを怠ってきました。
家の存在性は、住む人の命と財産を守る事が、第一使命です。
木造の家は誰がつくっても一緒と思うかもしれませんが、それは大間違い。
木の構造は、他の構造より遥かに緻密で複雑なのです。
更に、細い材料を縦横に組む複雑な構造です。
なので、安全性を証明する構造設計は膨大な計算を要します。
最近は、大型台風や極地地震による被害が多発しています。
法律に明記されないとしても、責任者意識を自覚するべきです。
これほど悲惨な事故はまさに人災です。
人の住む家は、安全性が最も基本的かつ重要な要求性能です。
皆さまは、丈夫な家とは柱や梁が太いことであると思っているハズです。
日本は地震の国です。
いつ何時大地震が発生するか分かりません。
家に課せられた第一使命は、住む人の生命と財産を守る事です。
その為にも高度な耐震性能が求められます。
人は目に入るものによって様々な事を連想します。
家は住まいですので毎日そこで生活をします。

その室内空間のバランスによって住む人に様々な影響を与えます。
この工法はクギや金物を使わず構造体を組み立てます。