日本の木造建築物と鉄やコンクリート造りとの最大の違いは、腐れと虫害の管理さえ適正であれば、半永久的に機能する特長があります。
古い家の再活用をお勧めしていますが、何もかもという訳ではありません。
費用の面も含め、価値・メリットの客観的な判断が重要です。
それには、調査・診断・改修設計・施工法・維持管理等の知識・技術の専門力が必要になります。
その様な人材を育成しながら、地域で活躍すれば、歴史ある街並みも、各地に多く存在する空き家や情緒ある古家もむやみに壊されずに地域の活性策にもなります。
2019年6月10日月曜日
「三方良し」を目指して「あがの家・創生プロジェクト」Part4
「感性豊かな設計士さん、一緒に活動を」
家を求める人の動機・要望を具体的に目で分かるように表現するのが設計者の任務です。
数年前に、国立競技場の設計で大混乱が発生しました。結果、59億円もの大損失が報じられています。
ところで、ある評論家はこのトラブルの原因を、デザイナーは工事金額や構造に関して責任はないと言っていました。が、とんでもない無知といわざるを得ません。
建築におけるデザインとは、絵に描く絵だけの広告・商業デザインとは根底から違うのです。
建築とは構造物です。
人の健康と生命、財産を守る安全が第一前提です。
当然のごとく、その用途に応じた機能と金額のバランスが求められ、尚且つ美しくなければなりません。
今後は、建築に関してはデザイナーなどという言葉は廃止して、建築設計者と呼ぶべきです。
今風の家づくりに関しても同じことが言えます。
誰がどのようなプロセスを経て、この家を生んだのか? 作者・責任者不明の家が乱立しています。
本来、建築設計者がお客さまと何度も話し合い、一緒になって家をつくっていくことは当たり前のことです。
多くの人に会い、人の気持ちを感じ、それを表現できる感性が必要です。
「あがの家」の新たな価値・魅力を最終的に決定するのは「設計力」です。
人間性豊かで設計業務に意欲のある方、ご参加をお願いします。
家を求める人の動機・要望を具体的に目で分かるように表現するのが設計者の任務です。
数年前に、国立競技場の設計で大混乱が発生しました。結果、59億円もの大損失が報じられています。
ところで、ある評論家はこのトラブルの原因を、デザイナーは工事金額や構造に関して責任はないと言っていました。が、とんでもない無知といわざるを得ません。
建築におけるデザインとは、絵に描く絵だけの広告・商業デザインとは根底から違うのです。
建築とは構造物です。
人の健康と生命、財産を守る安全が第一前提です。
当然のごとく、その用途に応じた機能と金額のバランスが求められ、尚且つ美しくなければなりません。
今後は、建築に関してはデザイナーなどという言葉は廃止して、建築設計者と呼ぶべきです。
今風の家づくりに関しても同じことが言えます。
誰がどのようなプロセスを経て、この家を生んだのか? 作者・責任者不明の家が乱立しています。
本来、建築設計者がお客さまと何度も話し合い、一緒になって家をつくっていくことは当たり前のことです。
多くの人に会い、人の気持ちを感じ、それを表現できる感性が必要です。
「あがの家」の新たな価値・魅力を最終的に決定するのは「設計力」です。
人間性豊かで設計業務に意欲のある方、ご参加をお願いします。
2019年6月1日土曜日
「三方良し」を目指して「あがの家・創生プロジェクト」Part3
木目・色・つや、自然そのまま、天然乾燥の「あがの杉」
木材となる樹木は、生物であり、生きている細胞には多くの水を含んでいます。この水分の影響で、収縮・膨潤・重さ・強度・耐久性が変わります。
木材に含まれる水の割合を示す場合、水分を含まない木材重量(絶乾重量)に対する水分重量の割合を表す含水率を用います。
乾燥を促進させるには、温度を上げる、湿度を下げる、風を当てるなどの方法があります。
但し、条件が厳しいと、割れや落ち込み(細胞のつぶれによる異常な収縮)などの原因になります。
「水分量さえ下がっていれば、木は狂いにくい」という観点から、誰でも判断できる、含水率優先となりました。
そこで登場したのが、人工乾燥です。
が、現実には内部割れ等の強度不足の事例が多く報告されています。
「あがの杉」は時間も手間もかかりますが、天然乾燥方式としました。
木目や色つやも自然のままで、燃料費やCO₂の削減にもなります。
自然物は自然の摂理に従って活用するのが最適と思っています。
木材となる樹木は、生物であり、生きている細胞には多くの水を含んでいます。この水分の影響で、収縮・膨潤・重さ・強度・耐久性が変わります。
木材に含まれる水の割合を示す場合、水分を含まない木材重量(絶乾重量)に対する水分重量の割合を表す含水率を用います。
乾燥を促進させるには、温度を上げる、湿度を下げる、風を当てるなどの方法があります。
但し、条件が厳しいと、割れや落ち込み(細胞のつぶれによる異常な収縮)などの原因になります。
「水分量さえ下がっていれば、木は狂いにくい」という観点から、誰でも判断できる、含水率優先となりました。
そこで登場したのが、人工乾燥です。
が、現実には内部割れ等の強度不足の事例が多く報告されています。
「あがの杉」は時間も手間もかかりますが、天然乾燥方式としました。
木目や色つやも自然のままで、燃料費やCO₂の削減にもなります。
自然物は自然の摂理に従って活用するのが最適と思っています。
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