2020年5月1日金曜日

木組みの構造の耐震性能を数値で証明する

「あがの家」の構造は日本の先人・匠(たくみ)が進化・向上させてきた、木組みの伝統構法が基本です。

ですから、今風のクギ・金物・合板に頼る耐震構造とは根本から違います。

伝統構法というと、古いイメージを持つかもしれませんが、それは全く逆で超ハイテクな技術なのです。


設計担当者はこれまでも、それを証明する「限界耐力計算法」を勉強してきました。

2019年6月10日、改訂版「伝統的構法のための木造耐震設計法」が新たに刊行されました。


編集委員長は、日本の構造学の権威・鈴木祥之大学教授です。

「限界耐力計算法」は、地震力を加速度をもとにした詳細な数値で表し、構造体の耐力の限界を数値で証明する方法です。

今回、より詳細な計算法が示され、耐震性証明の精度が更に上がりました。

難解な計算式が列記されていますので、マスターするまで相当な時間が掛りますが、再チャレンジしています。