ですから、今風のクギ・金物・合板に頼る耐震構造とは根本から違います。
伝統構法というと、古いイメージを持つかもしれませんが、それは全く逆で超ハイテクな技術なのです。
設計担当者はこれまでも、それを証明する「限界耐力計算法」を勉強してきました。
2019年6月10日、改訂版「伝統的構法のための木造耐震設計法」が新たに刊行されました。
「限界耐力計算法」は、地震力を加速度をもとにした詳細な数値で表し、構造体の耐力の限界を数値で証明する方法です。
今回、より詳細な計算法が示され、耐震性証明の精度が更に上がりました。
難解な計算式が列記されていますので、マスターするまで相当な時間が掛りますが、再チャレンジしています。