2020年12月10日木曜日

後世に受け継がれ、語り継がれる家づくりを目指して

家は他の商品のように一時の要望だけを満たすものではありません。

家族が数十年間、寝食を共にする生活の場です。

子供は育てられる生活環境によって大きな影響を受けます。


木で組み立てられた時の思いを語ることによって想像力が高まります。

あの山の木が今もそこに生きている。

〇〇という名の大工さんが建ててくれた。


壁を塗ってくれた左官屋さんは誰々。

屋根は・・・。

それらを語り継ぐ事によって物語が生まれます。


只の無機質な箱物であっては、その生い立ちも由来も語られません。

尚且つ、少なくても80年以上住まれなければ歴史も伝統もありません。


これまでの悪弊、作っては壊しを繰り返し、大量の粗大ごみを廃棄すれば後世に悔いを残します。

資源の無駄使いは止めましょう。

今一度、家の真の価値・存在性とは何か?を考え直さなければなりません。