2021年10月20日水曜日

木造の家を新築する時の注意点

木造の家の品質は、誰に設計を頼むかによって決まります。
家は構造物なので、基礎・軸組・床組・屋根組によって成り立っています。
これらを構成する部材は、基礎以外は全て木材です。


木材は鉄やコンクリートと違い、独特な特性があります。
なので、木の特性を活かした構造体でなければ、地震や台風に襲われた時に安全性を確保する事は出来ません。
それを証明するのが構造計算です。


木構造の構造計算は特殊なので誰にでも出来るものではありません。
長年の経験と高度な計算力が必要です。
他にも、居住性や防火・遮音・省エネ・デザイン等、注意点は幾つもありますが、先ずは構造体の安全性が先決です。


安全性を確保するためには、太くて長い木材で組み立てます。
その為には、大工職人の高度な技が必要で、誰にでも出来るものではありません。
事前に大工担当者に会って、その人の経歴を確認しましょう。



2021年10月10日日曜日

屋根・2階床の変形防止が耐震構造の前提

建物に地震力が加わった時、その水平力に抵抗するのが耐力壁です。

その建物の重量に比例して地震力が決まります。


各所に配置された耐力壁の強度に応じて地震力が配分されます。

その地震力を耐力壁に伝えるのが、屋根構面や2階の床構造で水平構面と言います。

この水平構面が柔らかくて変形すると、地震力を均等に伝える事が出来ません。

その為に、水平構面が変形しない構造体を作らなくてはなりません。


一般的には、小屋筋交いや火打ち梁、2階構面には24mm以上の合板を下張りします。

伝統構法の基本は金物やクギを使わない工法なので、太くて長い梁を縦と横に組み合わせ、変形防止の構造体を作ります。


これにより、大きな地震力に押されても元に戻る構造体となり、均等に耐力壁に伝える事ができます。

耐力壁の強度の確保は勿論ですが、水平構面の変形防止が更に重要です。




2021年10月1日金曜日

「省エネ住宅」とは何か?

これからの時代、国の政策として消費エネルギーの削減が掲げられています。

この度住宅に関しても、その指針が示されました。

先ずはその概要をお知らせします。


住宅は、基礎・外壁・内壁・窓・天井・屋根によって構成されています。

これらの部分は外気に接しているので、室内に熱が伝達されます。

この室内気温を調整するために、冷暖房や換気をします。


お風呂のお湯を温めるためには給湯器、室内には照明器具が必要です。

そのエネルギー源は電気やガス・灯油です。

これに掛かる費用を少なくする事が目的です。


それを算出する方法として、室内の床・壁・窓・天井の断熱性能と面積を掛け合わせて数値を出します。

地域によって気候が違うので、国が定めた消費エネルギーの限度が数値で示されています。

それと比較して「省エネ住宅」の可否を判定します。

2~3年後には確認申請の必要条件となる予定です。