住まいにおいて、安全性は最も基本的かつ重要な要求性能です。
家は防風、豪雪、火事、地震などの災害から人命と財産を守る役目を果たさなければなりません。
仮に、家が建てられてからその役割を終えて解体されるまでの間に、大きな災害に遭わなければ、これは最も幸いな事です。
しかし、家が頑丈に建てられた事が決して無駄になるわけではありません。
住まいにおいて、安全性は最も基本的かつ重要な要求性能です。
家は防風、豪雪、火事、地震などの災害から人命と財産を守る役目を果たさなければなりません。
仮に、家が建てられてからその役割を終えて解体されるまでの間に、大きな災害に遭わなければ、これは最も幸いな事です。
しかし、家が頑丈に建てられた事が決して無駄になるわけではありません。
耐震設計では、一生に一度遭遇するかどうかの大地震(震度7程度)と、50年に1~2度程度は遭遇する中小地震(震度5以下)を分けて考えています。
中小の地震では建物自体に被害がないように、大地震の際は建物に損害があっても仕方がないが、人の生命と財産は守る、と考えます。
これからは既存の家の有効利用が求められる時代です。
それによって経済的負担が少なくて済みます。
家の様式は地域や年代の違いにより様々です。
その為、改築を行う時は、高度な知識と技能をもった大工職人でなければ出来ません。
同時に設計者も構造設計や耐震診断等、高度な技術と経験が求められます。
人は親から生まれて育てられ人間になります。
夫婦・親子・兄弟姉妹の集団が家族です。家は人が生活するために、多種多様な機能が複雑に絡みあった複合物です。
古い家の再生というと、ややもすると、住む人も建築担当者も意匠・デザイン等、表面的な見た目のモノだけに拘ろうとします。
日本の木造建築物と鉄やコンクリート造りとの最大の違いは、腐れと虫害の管理さえ適正であれば、半永久的に機能する特長があります。
建物の変形(層間変形)について」
「地震の揺れを左右する、地盤と建物の周期」
前回も書きましたが、地震は日本に住んでいる限り、決して他人事ではありません。そこで、今回は「家の耐震等級」です。
「1階2階、各々の重さに働く地震力」
「地震力と耐震性」
「梁のたわみに対する設計数値」
目を引くもの、カッコイイものが良いデザインと思われがちです。
建築における構造技術とは何か?
設計者・施工者の多くは、これまで在来軸組工法による住宅設計において、構造(性能)を真剣に考慮することを怠ってきました。