建物の構造体を形成する材料の代表的なものは、木、コンクリート、鉄の3つです。
木造の家を設計・施工するには、木材の特性を熟知していなければなりません。木材は植物なので水を含んでいます。
![2023_03_01-1 2023_03_01-1](https://mbp-japan.com/elements/niigata/profiles/kenso/images/cache/image_5230979_400_0.jpg)
そのため、腐る、シロアリに喰われる、狂いや割れが発生する、曲がる、強度が低い、等々が弱点です。
特長としては、樹種が多く使い分けが容易、変形に対して粘り強い、重量が軽いので加工し易い。
構造体の特性として、数多くの木材をかみ合わせて骨組みをつくる。
個々の部材は脆いが、接合部が多いので粘り強い。
![2023_03_01-2 2023_03_01-2](https://mbp-japan.com/elements/niigata/profiles/kenso/images/cache/image_5230980_400_0.jpg)
![2023_03_01-3 2023_03_01-3](https://mbp-japan.com/elements/niigata/profiles/kenso/images/cache/image_5230981_400_0.jpg)
![2023_03_01-1 2023_03_01-1](https://mbp-japan.com/elements/niigata/profiles/kenso/images/cache/image_5230983_400_0.jpg)
建物重量は軽く、柔らかい建物となる。
その為、中小地震による横の力に対しての変形角度は、高さに対して1/120まで損傷しない。
同様に大地震に対しても、1/30まで倒壊しない。
接合部に金物やボルトを使わない伝統構法の構造体は、実験により1/15まで倒壊しない事が証明されています。