2024年1月10日水曜日

木造の家を新築する時の注意点

木造の家の品質は、誰に設計を頼むかによって決まります。

家は構造物なので、基礎・軸組・床組・屋根組によって成り立っています。
これらを構成する部材は、基礎以外は全て木材です。

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木材は鉄やコンクリートと違い、独特な特性があります。
なので、木の特性を活かした構造体でなければ、地震や台風に襲われた時安全性を確保する事は出来ません。
それを証明するのが構造計算です。
木構造の構造計算は特殊なので誰にでも出来るものではありません。
長年の経験と高度な計算力が必要です。
他にも、居住性や防火・遮音・省エネ・デザイン等、注意点は幾つもありますが、先ずは構造体の安全性が先決です。

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安全性を確保するためには、太くて長い木材で組み立てます。
その為には、大工職人の高度な技が必要で、誰にでも出来るものではありません。
事前に大工担当者に会って、その人の経歴を確認しましょう。

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2024年1月1日月曜日

地震や強風に負けない構造体をつくる

新年明けましておめでとうございます。
お健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。



今現在つくられている木造の家の大多数は、職人の技を必要としません。

工場で加工した木材をボルトやプレートを使って組み立てます。

建築用材としての木材は、鉄やコンクリートとは根底から性質が違います。

その特性も知らず「軽いから簡単だ」程度で建てているのが現状です。





これでは木でつくる意味がありません。

日本の伝統である木造建築は、地震や強風に強くて長持ちのする家が最大の特長です。

建物に横の力が加わると傾きます。

この傾きを抑える為には水平力に負けない構造体が必要です。

それを今風の建て方では、合板や筋交いで補っています。




伝統的構造は木材と木材の接合方法によって傾きを抑えます。

これによって、粘り強く復元力の強い構造体となります。

水平力による傾きの数値と建物の高さの比率を層間変形角で表示します。





今風の簡易な工法では1/30に傾くと倒壊します。

が、木組みの構法では1/15まで安全です。

この構造体をつくるには、高度な大工職人の技を必要とします。




2023年12月20日水曜日

改修工事を依頼する時は、その目的を明確に伝える

家の果たす役割は多種多様です。

建てた当時は満足しても、年数が経つ事によって不便や不具合が生じます。
それを解消する為に専門業者に相談します。
その時、誰を選ぶか、が大切です。
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木造の家の改修設計は、長年の経験と高度な建築技術を持った建築士でなければ出来ないからです。
次に大切な事は、何に不便や不足を感じるのかを明確に伝える事です。

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あやふやな伝え方だと、目的と違った工事となる危険があります。
同時に予算の範囲も伝える事も重要です。

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理想的な改修設計ができても、予定外の出費であれば実現不可能です。
更に直接工事を施工する担当者とのコミュニケーションも大切です。
設計図が出来上がっても担当者の違いによって、目的の捉え方が異なる場合があるからです。

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その為にも再度、要望する内容を伝えるべきです。
同時に工事の進行状況も常に確認します。

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出来上がってみたら、こんなつもりでは無かった。
では悔やんでも悔やみ切れません。

2023年12月10日日曜日

古民家の改修・改築は誰にでも出来るものではありません

60年以上経った木造の家は、今風の家とは根底から違います。

柱の本数は少なく壁は土壁が殆どです。
それでも、台風や地震に耐えてきました。
最近の家づくりは地震に対する耐力を、筋交いや合板に頼っています。
この古い家を改修するとなると、構造力学に基づいた耐震計算が必要となります。
この計算法は高度な理論を基にしていますので、誰にでも出来るものではありません。


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改修工事は現状の構造体を変える事になるので、大工職人の高度な技術が必要です。
梁や柱を入れ替えるには、ノコギリ・ノミ・カンナを自在に操られなければなりません。尚且つ、屋根や外装・内装・基礎を担当する職人との連携が必要です。


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私たちはこれまで、同じ現場で何度も経験してきました。
これからの時代、古民家は地域にとって貴重な財産となります。
改修・改築すれば出費も少なく、居住性や性能は高まります。


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2023年12月1日金曜日

家を求めるお客さまの真の要望を満たす要因は何か?

一般的な流通商品であれば、現物とお金の交換によりその場で両者の関係は終わります。家の場合、現物は存在しません。

そのために規模や仕様、性能・価格を明記した膨大な資料が必要です。
両者が合意すれば契約という約束に至ります。

2023_12_01-1お引渡しも数カ月の期間を要します。
尚且つ、完成時において要望を満たしているのか?
数年後に不具合が生じないか?


2023_12_01-2生涯で最大の出費ですので、様々な不安がよぎります。
家は構造物であり財産ですので、長期間の品質確保が必要です。


2023_12_01-3それらの諸条件を満たす為には設計者の専門力が問われます。
その為には、絶え間ない研究と長年の経験の蓄積を要します。
見た目だけに拘るデザインや、にわか仕込みの知識では通用しません。


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2023_12_01-5特に木造の家の場合は、木材の特性を熟知していなければ必ず支障が生じます。
となると、お客さまにとっては誰を設計者に選ぶかという難しい問題になりますが・・・。