「木造の家は、伝統構法!伝統構法!」といくら声高に叫んでも、「それは、お前たち大工職人の古臭い言い分だろう」と理解を得ない。ならば、この構法の優秀さを、力学・工学的に証明しようと奮起したのが平成18年。その為には遊びや趣味の時間を全て無くし、この一点に集中すると覚悟を決める。
以来、あらゆる専門書を買いあさり、ただひたすらノートに書き写す。この作業を年間600時間 2年繰り返すと、目に見えない力というものがイメージできてくるから不思議。
平成20年、多少の自信がつき東京での研修にも15回程参加。「許容応力度計算」を手計算できるようになり、平成23年コンピュータソフトを導入。が、この計算法では「伝統構法」の耐震性能は証明できない。ならば、次の段階「限界耐力計算法」にチャレンジするしかない。
平成25年、横浜の建築家・木村先生の指導を乞い、今は完璧とは言えないが何とか実務に応用できるレベルか?まだまだ、山の頂は遥か彼方であるが絶対に投げ出さない。「あがの家・創生プロジェクト」を広める為の必須条件なのだから。
木造の構造設計に関心のある方、共に学び夢を共有しましょう。このプロジェクトに参加して下さい。
2017年2月20日月曜日
普遍的魅力と日本の生活文化の伝統
100年以上永く愛されるとなると、4世代に愛され続けられなくてはなりません。一時の気まぐれや流行では、時代を超えることは不可能です。時代を超えて愛される魅力、それは普遍的な魅力と言えます。
その要素の一つに、地域の気候風土、自然にマッチした生活文化の伝統性があります。工場生産住宅の現代は、日本のどこでも同じ既成品の家が建っています。これらの家が世代と時代を超えて、普遍的な魅力に富んでいるかと問えば・・・?
昔中学校で学んだ歴史教科書を思い出します。明治の初めに、文明開化の集団催眠にかかり、廃仏毀釈(仏教を排斥し、寺・仏像を壊す)が盛んに行われたことを。
我々日本人の、新しいものであれば何でも有難がる性癖の証です。社会が豊かになることは、より新しくより多くすることだと思い込んできました。
本当は上面や数量ではなく、中身であることに気付く時が来ました。「普遍的魅力」という難しいテーマに結論はないと思いますが、敢えて私見を言えば、過去から現在、そして近未来という時間軸の延長線上にあるということ。
一時の受けや、奇抜さを売り物にしたものは、いずれ廃れてしまうことは歴史が何度も証明しています。思いの目を未来に向けて、後世の人々も共感する普遍的魅力と日本文化の伝統的魅力の創造が求められます。
その要素の一つに、地域の気候風土、自然にマッチした生活文化の伝統性があります。工場生産住宅の現代は、日本のどこでも同じ既成品の家が建っています。これらの家が世代と時代を超えて、普遍的な魅力に富んでいるかと問えば・・・?
昔中学校で学んだ歴史教科書を思い出します。明治の初めに、文明開化の集団催眠にかかり、廃仏毀釈(仏教を排斥し、寺・仏像を壊す)が盛んに行われたことを。
我々日本人の、新しいものであれば何でも有難がる性癖の証です。社会が豊かになることは、より新しくより多くすることだと思い込んできました。
本当は上面や数量ではなく、中身であることに気付く時が来ました。「普遍的魅力」という難しいテーマに結論はないと思いますが、敢えて私見を言えば、過去から現在、そして近未来という時間軸の延長線上にあるということ。
一時の受けや、奇抜さを売り物にしたものは、いずれ廃れてしまうことは歴史が何度も証明しています。思いの目を未来に向けて、後世の人々も共感する普遍的魅力と日本文化の伝統的魅力の創造が求められます。
2017年2月10日金曜日
会報「創生」2月号「編集後記」
平成29年、新年が明けて既に一ヵ月が経ちました。その間、新聞・テレビの報道はトランプ・ショック一辺倒です。まさに、160年前の幕末、黒船来航により政府も庶民も大混迷の再現です。
で、ついついこの会報もそれらに関するものを貼り付けてしまいました。但し、不安や危機を煽るのではなく、この時こそ冷静な判断と覚悟を持って対処すべきという内容です。
古田博司・筑波大教授の論文によれば、幸いにも日本は、古代・中世・近代という段階を経て現代に至る、世界でもまれな国である、との事です。
くしくも、この「あがの家・創生プロジェクト」を立ち上げたのは、今風の簡易な木造の家づくりが後世にまで継続できる、普遍的価値・存在性があるのかという疑問からでした。
進化向上を目指し「不易流行」、守るべき事と変えるべき事の取捨選択が問われます。その見識と決断が問われる時代の到来となりました。
武石 明
で、ついついこの会報もそれらに関するものを貼り付けてしまいました。但し、不安や危機を煽るのではなく、この時こそ冷静な判断と覚悟を持って対処すべきという内容です。
古田博司・筑波大教授の論文によれば、幸いにも日本は、古代・中世・近代という段階を経て現代に至る、世界でもまれな国である、との事です。
くしくも、この「あがの家・創生プロジェクト」を立ち上げたのは、今風の簡易な木造の家づくりが後世にまで継続できる、普遍的価値・存在性があるのかという疑問からでした。
進化向上を目指し「不易流行」、守るべき事と変えるべき事の取捨選択が問われます。その見識と決断が問われる時代の到来となりました。
武石 明
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