2017年2月28日火曜日

「あがの家・創生プロジェクト」の発起

「木造の家は、伝統構法!伝統構法!」といくら声高に叫んでも、「それは、お前たち大工職人の古臭い言い分だろう」と理解を得ない。ならば、この構法の優秀さを、力学・工学的に証明しようと奮起したのが平成18年。その為には遊びや趣味の時間を全て無くし、この一点に集中すると覚悟を決める。

以来、あらゆる専門書を買いあさり、ただひたすらノートに書き写す。この作業を年間600時間 2年繰り返すと、目に見えない力というものがイメージできてくるから不思議。

平成20年、多少の自信がつき東京での研修にも15回程参加。「許容応力度計算」を手計算できるようになり、平成23年コンピュータソフトを導入。が、この計算法では「伝統構法」の耐震性能は証明できない。ならば、次の段階「限界耐力計算法」にチャレンジするしかない。

平成25年、横浜の建築家・木村先生の指導を乞い、今は完璧とは言えないが何とか実務に応用できるレベルか?まだまだ、山の頂は遥か彼方であるが絶対に投げ出さない。「あがの家・創生プロジェクト」を広める為の必須条件なのだから。

木造の構造設計に関心のある方、共に学び夢を共有しましょう。このプロジェクトに参加して下さい。