2017年2月10日金曜日

会報「創生」2月号「編集後記」

平成29年、新年が明けて既に一ヵ月が経ちました。その間、新聞・テレビの報道はトランプ・ショック一辺倒です。まさに、160年前の幕末、黒船来航により政府も庶民も大混迷の再現です。

で、ついついこの会報もそれらに関するものを貼り付けてしまいました。但し、不安や危機を煽るのではなく、この時こそ冷静な判断と覚悟を持って対処すべきという内容です。

古田博司・筑波大教授の論文によれば、幸いにも日本は、古代・中世・近代という段階を経て現代に至る、世界でもまれな国である、との事です。

くしくも、この「あがの家・創生プロジェクト」を立ち上げたのは、今風の簡易な木造の家づくりが後世にまで継続できる、普遍的価値・存在性があるのかという疑問からでした。

進化向上を目指し「不易流行」、守るべき事と変えるべき事の取捨選択が問われます。その見識と決断が問われる時代の到来となりました。
                                   武石 明