2017年9月10日日曜日

個人の生活の豊かさ実現へ向けて

日本はインフラも整備されており、車や家電品などの耐久消費財も豊富に行き渡っています。社会的には一見豊かに見えますが、個人の豊かさについては欧米と比べると必ずしもそうとは言えない状況にあります。

その最大の理由の一つが、スクラップ&ビルド型社会を長い間続けてきて家に対する支出が経常的に多額になっていたことがあります。

今現在、日本における家の平均寿命は約30年で、一代限りで取り壊されていることになります。これでは生涯を汗水流して働いて、家のために奴隷になったと同然です。

耐用年数を100年に延ばすと家にかけるお金が3分の2に圧縮されるという国の試算もあります。圧縮された3分の1を社会保険あるいは一般消費に回せば、日本人の生活はもっと豊かになります。