2017年9月1日金曜日

性能向上リフォームとしての診断システム

私たち人間と同じように建物も老朽化していきます。かかりつけ医院の受診から、必要に応じて総合病院の精密検査(人間ドック)を受けるように、我が家の健康状態を段階的に調査診断する。

具体的には、「①事前調査」「②詳細調査」「③診断」の段階を経て6つのモノサシで評価します。特に中古住宅の購入時や自宅のリフォーム時は建物状態が気になります。事前にわからなかった劣化や不具合が購入後やリフォーム工事中に発覚し、工事費用その他のトラブルの危険があります。

「既存ドック」システムは、建物の調査診断だけでなく、その後の治療のための情報を提供することも重視しています。但し、非破壊検査のため見えない部分は推測による診断となりますが、その為にも豊富な経験が不可欠となります。