お客様は家の新築・増改築に何を求めて、数百、数千万円の大金を支払うのでしょうか?
一見するとモノ(家)を買っているように見えますが、実はそうではなくモノから得られる「価値」に対してお金を支払っているハズです。「価値」とは、簡単に言えば、人が大切に思うもの、愛すもの、重要なものです。
住宅は価値の集合体です。例えば、安全(地震や台風に強い)、快適(ひろびろ、明るい、ここち良い)、便利(動きやすい、使い勝手の良い間取り、便利な設備)、ステイタス(重厚で堂々とした外観)、コストパフォーマンス(価格に対して価値が大きい)・・などの「コト」を形にした「モノ」が家です。
物事には優先順位があります。その価値を決定する第一要素が、知的な「コト」の創造です。設計図(知的な創造)に本当に欲しい姿が描けているかを確認することです。
大工には次のような格言があります。「二度測って、一度で切る」。一本目の釘を打つ前に、細かなところまで全てが創造されていなければなりません。
素人は己の商品(売りモノ)だけに熱中し、プロはニーズや問題に対しての解決(コト)に熟慮する。
2017年12月20日水曜日
2017年12月10日日曜日
「災害は忘れた頃にやってくる」あなたの家、本当に大丈夫?
「人の噂も七十五日」これが他人事であれば、さしたる支障もなく安穏に暮らせます。
ところが「災害は忘れた頃にやってくる」。その災難が自分に降りかかった時「想定外でした」では済まされません。そのためにも「備えあれば憂いなし」。
1995年の「阪神・淡路大震災」は勿論、昨年4月に発生した「熊本地震」の大災害さえ、今では忘れ去られ、我々建築関係者の中でも関心度が薄れています。国や各自治体は危機感を募らせ、高額な補助金制度による耐震診断を推奨しています。
が、これとて「笛吹けど踊らず」「聞く耳持たず」。後になって「こんなつもりではなかった」と愚痴っても「後のまつり」です。
全ての結果は「自業自損?」自己責任。「大丈夫だろう」が一番危険です。診断結果が倒壊の危険判定でも、それを知ることで、室内の家具配置や避難の方法等、命を守る心構えも違ってきます。
ところが「災害は忘れた頃にやってくる」。その災難が自分に降りかかった時「想定外でした」では済まされません。そのためにも「備えあれば憂いなし」。
が、これとて「笛吹けど踊らず」「聞く耳持たず」。後になって「こんなつもりではなかった」と愚痴っても「後のまつり」です。
全ての結果は「自業自損?」自己責任。「大丈夫だろう」が一番危険です。診断結果が倒壊の危険判定でも、それを知ることで、室内の家具配置や避難の方法等、命を守る心構えも違ってきます。
2017年12月1日金曜日
優良な中古住宅「安心R住宅」が目安、来春から販売開始
国土交通省は11月6日、業界団体から優良認定を受けた中古住宅の販売が、来年4月から始まると発表しました。安全性や品質が一定の基準を満たした物件に「安心R住宅」の専用マークが付き、購入する際の目安にできます。
中古住宅を購入する人の不安を払拭し、流通を促す狙いがあります。マークは、不動産仲介業者が、加盟する団体の許諾を得て物件広告などに表示します。
安心R住宅と認められるには、耐震基準を満たし、劣化状況の確認審査を受けることが条件です。
●「安心R住宅」の主な要件
① 耐震基準に適合することにより安全性が確かめられたもの。
② 診断の結果、既存住宅売買瑕疵保険の検査基準に適合していること。
③ 「汚さ」を払拭する費用情報を含むリフォーム提案書があること。
④ 外装・内装、水回りの現況写真を閲覧できること。
⑤ 物件に関する調査報告書を作成・交付すること。
この要件は、中古住宅の売買時だけに限らず、現在住んでいる家に大金を掛けてリフォームを行う際の価値・性能・品質の証明になります。
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