2020年8月20日木曜日

⾃然災害にビクともしない、安全安⼼の⽣活環境づくり を⽬指して

動物や植物は⾃然の中に⽣かされています。⼈も同じです。

⾃然環境はその地域によって様々な特性があります。

当地新潟県だけでも、海岸部があり、平野部もあり、⼭間部と連なっています。

その地域によって、⾵の吹き⽅、⾬の降り⽅、雪の降り⽅は⼤きく異なります。

それらが過⼤になると尊い⼈命が失われたり、家屋損害の危険性が増します。

4・5年前から全国各地で異常気象による⼤災害が多発しています。

幸いにも新潟県ではこの難を逃れていますが、決して他所事・他⼈事ではありません。

「⼤丈夫だろう」が⼀番危険です。

そのためにも事前の備えが肝⼼です。

既存の家であれば今⼀度、安全性の点検をお勧めします。

これから新しく家を求めるのであれば、構造体の安全設計を綿密に⾏う事です。

その業務を担うのが構造を熟知した建築⼠です。

但し、資格だけの問題ではなく、その地域の⾃然環境に適応する⾒識⼒の有無により結果が決まります。

2020年8月10日月曜日

家を求めるお客さまの真の要望を満たす要因は何か?

一般的な流通商品であれば、現物とお金の交換によりその場で両者の関係は終わります。家の場合、現物は存在しません。


そのために規模や仕様、性能・価格を明記した膨大な資料が必要です。
両者が合意すれば契約という約束に至ります。
お引渡しも数カ月の期間を要します。


尚且つ、完成時において要望を満たしているのか?
数年後に不具合が生じないか?
生涯で最大の出費ですので、様々な不安がよぎります。


家は構造物であり財産ですので、長期間の品質確保が必要です。
それらの諸条件を満たす為には設計者の専門力が問われます。
その為には、絶え間ない研究と長年の経験の蓄積を要します。


見た目だけに拘るデザインや、にわか仕込みの知識では通用しません。
特に木造の家の場合は、木材の特性を熟知していなければ必ず支障が生じます。
となると、お客さまにとっては誰を設計者に選ぶかという難しい問題になりますが・・・。

2020年8月1日土曜日

家の資産価値は力学的根拠に基づいた構造設計により決まる

家は住む人の土地の上に建てる構造物であり財産です。
従って生涯で最大の出費となります。


土地の上に存在するものですから、風雨や雪に耐えなければなりません。
時には地震に襲われる事もあります(熊本地震では新しい家の倒壊が多発)。
その様々な外圧を数値計算で表すのが構造力学です。


日本の木造の家の大方は柱や梁を縦横に繋ぐ軸組構造です。構造材は木材ですので、コンクリートや鉄と違って構造計算は複雑になります。
木造の場合、現行の建築基準法では、延べ面積500㎡以下の2階建であれば、構造計算が免除されています。
早急に法改正を行うべきと思うのですが、その兆候はありません。


家は住む人の生命と財産を守る資産です。
「あがの家」は木組みの構造を主体としていますが、力学的根拠に基づき安全性を証明します。
住む人の喜びと安心の家づくりを目指して・・。