2021年4月20日火曜日

木組みの室内空間は住む人の心を穏やかにする

人の気持ちは目に見えるモノに影響されます。

美しさ・力強さ・繊細さ、等が目に入ると気分が良くなり元気になります。

昼間は他所に出て仕事や用事のストレスで気分も落ち込みます。

それをリフレッシュする場が住まいです。

無機質な狭い室内空間では気分が抑圧されます。

木材は鉄やコンクリート、石膏やプラスチック等とは違い有機物です。




木は自然の中で育つ植物です。

年輪や樹種の違いにより表情が豊かです。

その木材が室内に現れる事により、心が安らぎます。

更に、太くて長い木材を縦横に組み合わせた構造体は、力強さを感じさせます。

高度な耐震性能は日本の木造建築の特長です。

大工職人の緻密な技を駆使した構造体は、まさに芸術作品です。

この満足感が心を穏やかにする基になります。






2021年4月10日土曜日

木造建築のプロチームを目指して

家は住む人の健康と生命を守る構造物であり、生涯で最大の出費を伴う資産です。

最低でも70年以上、価値が下がらない事が求められます。


木で組み立てられた構造体は、高度な耐震性と耐久性が最大の特長です。

その特性を活かすために、私たちは大工職人による手刻みの加工に拘っています。


木は自然の中に育つ植物です。

当然のごとく1本たりとも同じモノはありません。

同じ職種であっても育つ場所によって、強度もクセも違います。

その選別は今のところ機械では出来ません。

大工職人の長年の経験と眼力に頼るしかありません。


木組みの構造となると、接合部や相手は複雑です。

ノコギリ・ノミ・カンナを自在に操る技能力が必要です。

この技能を身に付けるには、最低でも10年の経験を要します。


同時に、設計担当者も木造の構造理論を熟知していなければなりません。

私たちは2005年「伝統木構造の会」に入会。

東京での研修会を契機に構造計算の勉強を始めました。

今は、コンピュータによるデータ解析ですが、より高度な計算法でも証明します。

2021年4月1日木曜日

心身の健康と生命活力を育む安らぎの住まい

今や日本では、人生100年の時代となりました。

その間の幸福感は「長さ」と「中身」によって決まります。

それを満たす第一条件は、心身の健康と生命力の活性です。


昔から、快食・快眠・快便が健康の秘訣と言われてきました。

この3つの生活基盤を支えるのが住まいの環境です。

通風が良くて嫌な臭いがしない。

家族との団らんで食欲が増す。

温度・湿度が一定に保たれ心地良い。

外部の騒音が遮断され静かである。

日の光が差し込み自然との一体感がある。

室内の床・壁・天井の木材が心を癒す。等々・・。

これらは住む人の五感に影響し、心身の健康を左右します。


家は使い捨ての消費物ではありません。

家族の健康と生命を守る財産です。

その為には長く住めなくてはなりません。


木材を活用した家の構造は丈夫で長持ちが特長です。

私たちはその要望にお応えするプロチームを目指して、日々、修行に励んでいます。