木造の家は20数職種の職人が共同でつくる合作です。
その中に一人でも未熟者が混じっていれば後で取り返しのつかない事になりかねません。全ての工種に完璧さが求められますが、特に基礎工事は重要です。基礎は建物の沈下・浮き上がりを防ぐと伴に、地震などの水平力による転倒・横移動を防ぐ大きな役割を担っています。
その為にコンクリートの強度や鉄筋の適正配置の判断力が求められます。
次に大事なのは、木組みの構造体をつくる大工職人です。家の最大使命は地震や台風による倒壊を防ぐ事です。
木と木を組み合わせる構造体は、押されても元に戻る弾力性を有する耐震構造となります。これをつくるには大工職人の高度な技術が必要です。
更に屋根と外壁の施工精度が完璧であれば、丈夫で長持ちのする家になります。
家はお客さまの土地の上に建てる手作り品なので、各種職人の力量によって価値が決まります。