2020年10月20日火曜日

木の温もりと自然生命が宿る家

 日本の大方の人は木の家をお望みです。

それは木組みが醸し出す力強さ。複雑な木目模様。

天然素材の快適性。寿命の長さ。

これが昔から伝わる日本の木の家の魅力だと思います。

木は自然が育む自然素材です。

曲がった木、クセのある木、年輪の大小、色つや、人間と同じで一つとして同じものはありません。

その個性を見抜き活かすには、長年の経験を積んだ大工職人の眼力が欠かせません。

古来から日本の木造建築の匠は、家には永遠の魂が宿ると伝えてきました。

今風の建て方は木の本質を活かした家とは言えません。


確かに壁や天井に木目の板などに化粧はしています。

肝心なのは、柱や梁が室内空間に現すことです。

その効果として湿度調整は勿論ですが、木が発散する有効成分が心身を癒します。


2020年10月10日土曜日

家を新築・改築する時は「屋根は安田瓦を」と一言

全国各地、地場産業の活性が直近の課題です。

阿賀野市には地元の資源を活かした伝統産業が幾つもあります。

そこで、家づくりを専門職とする立場から「安田瓦」の特性を紹介します。


屋根は建物の最上部で風雨や雪、日射などの過酷な外圧に耐えなければなりません。

それには、損傷しない強度と劣化に対する性能が必要です。

屋根工法を大別すると、鉄板葺きと瓦葺きがあります。

近年の住宅市場は大手ハウスメーカー主導となり、鉄板の屋根が目立ちます。

その結果、瓦の屋根は旧式で時代遅れであるというイメージが広がりました。


ところが専門的検知から精査すると、瓦の性能・品質は遥かにレベルが高いのです。

特に「安田瓦」は科学的実験でJIS規格より高水準の性能が証明されています。

特徴は、曲げ強度が高く吸水率が低いので耐雪や凍結、防風や塩害に強い。

これらの性能により、瓦と鉄板のメンテナス費用の差は、30年で240万円になります。

「安田瓦」の発祥は190年前に始まり、現在では最新の機械化生産により品質管理も万全です。

住む人の安全・安心と資産価値の高い家が実現します。









2020年10月1日木曜日

住む人とつくる人の信頼の絆が永遠に籠る家

家を求める動機は人それぞれによって多種多様です。

従って一品たりとも同じ家はありません。

ですが、住むほどに愛着が湧くといった家は少ないようです。

その為にはスタートが肝心です。

先ずはどの様な住まい方をしたいのかをよく考える。

次に設計者と何度も話し合いプランを煮詰める。

但しこれはあくまでも理想を絵に描いただけに過ぎません。

家は構築物ですので多くの専門職の連携による合作です。



重要なのはその担当者によって作品の良し悪しが決まるということです。

経験の乏しい作業員レベルでは不可能です。

プロの職人はお客さまや作品に対する責任感が根底から違います。

お客さまの要望を直接聞かせてもらい、それを如何に現実化するに心血を注ぎます。

それを繰り返す事によってお互いの信頼感が生まれます。

家は単なる箱物ではなく、住む人とつくる人の思いが籠る生命体です。