2020年10月20日火曜日

木の温もりと自然生命が宿る家

 日本の大方の人は木の家をお望みです。

それは木組みが醸し出す力強さ。複雑な木目模様。

天然素材の快適性。寿命の長さ。

これが昔から伝わる日本の木の家の魅力だと思います。

木は自然が育む自然素材です。

曲がった木、クセのある木、年輪の大小、色つや、人間と同じで一つとして同じものはありません。

その個性を見抜き活かすには、長年の経験を積んだ大工職人の眼力が欠かせません。

古来から日本の木造建築の匠は、家には永遠の魂が宿ると伝えてきました。

今風の建て方は木の本質を活かした家とは言えません。


確かに壁や天井に木目の板などに化粧はしています。

肝心なのは、柱や梁が室内空間に現すことです。

その効果として湿度調整は勿論ですが、木が発散する有効成分が心身を癒します。