家の存在性は、住む人の命と財産を守る事が、第一使命です。
木造の家は誰がつくっても一緒と思うかもしれませんが、それは大間違い。
木の構造は、他の構造より遥かに緻密で複雑なのです。
構造材としての木材は、樹種も多様で強度も性能も千差万別。
更に、細い材料を縦横に組む複雑な構造です。
なので、安全性を証明する構造設計は膨大な計算を要します。
ところが、建築基準法は2階建・500㎡以下の住宅は構造計算を免除されているので、実行されていないのが殆どです。
最近は、大型台風や極地地震による被害が多発しています。
法律に明記されないとしても、責任者意識を自覚するべきです。
尚且つ、直接工事を担当する職人の意識と専門力の可否により、その性能が決まります。何千万円のお金を支払って求めた家がある日突然、粗大ゴミと化した。
これほど悲惨な事故はまさに人災です。
どの様な職業でも、お客さまの要望と満足にお応え出来る度合いによって、その人の存在価値が決まります。