2021年5月1日土曜日

既存の家の改修・改築の際の注意点

既存の家を改修・改築しようと決意する動機は何でしょうか?

家族構成の変化、不便、雨漏り、風による振動、地震への不安、劣化による見栄えの悪さ、等々 さまざまです。

その時重要な事は誰に相談するかです。


既存の家は、築年数、工法、屋根、外装、内装、電気・給排水設備、等 全てに違いがあります。

この現状と特性を確実に精査する知識と技術が必要です。

次に依頼者の真の要望は何なのか、を的確に把握できるか?

それに伴う出費が可能でなければ、前に進みません。


内装の張替えや設備機器の入れ替え程度であれば、さほどの心配はいりません。

が、間取り変更を伴う改築となると、柱や壁、梁を入れ替えるので構造体が変わります。その安全性を確認するために構造計算が必要です。


既存の家の構造体は、工法も劣化状態も複雑です。

長年の経験を有した大工職人でなければ判別できません。

現場施工なので手作業となります。

家の改修・改築は新築よりも遥かに難易度が高いのです。