2021年5月10日月曜日

家の性能・品質・価値は、設計者の構造計算力で決まる

家は土地の上に建つ構造物です。

家を求めるには、設計担当者に様々な要望を伝える事から始まります。


設計者はその要望と、土地の広さや形状、周りの環境・気候風土、予算を考慮して、平面図と立面図を作成します。

大方は、これに納得すれば着工となりますが、実はもっと大切な事があります。

家は少なくても、70年以上住まう財産です。

どの様な工法で構造体を建てるか?で、その良否が決まります。


一品生産の木造の場合は特に重要です。

構造物を構成する木材は、樹種や産地によって強度や耐久性が異なります。

その特性を活かして、強くて長持ちのする家をつくる為には、構造計算によりその性能を確認しなければなりません。

地震・大風・大雨・大雪、等に対する損傷・倒壊に対する安全数値の証明です。

建築士の資格があっても、その専門力はセンスと経験によって違います。


私たちは2005年「伝統木構造の会」に入会、東京での講習会を契機に、構造計算の勉強を始めました。

今は、コンピュータによるデータ解析ですが、より高度な計算法でも証明します。