「あがの杉・創生プロジェクト」を立ち上げ、木の家をつくるなら「天然乾燥のあがの杉!あがの杉!」と連呼する。ならば、「何故、あがの杉なの?」と問われて、何と答えるか?それなりの答えは幾つか用意した。
が、自らに「何故?何故?」を五回繰り返すと答えに窮してしまう。これまでの長年の大工経験で何でも知っている気になっていた。実はそうではなかった。その反省に立ち、先ずは一から木材の勉強会を全員ですることにした。
建築用材としての木材と鉄やコンクリートの違い。木は天然で育った植物である。だから一本として同じものはなく、品質はバラバラ。柔らかい、燃える、折れる、曲がる、割れる、腐る、虫にも食われる。これが眼中に無かった。文献による実験データを基に、実地検証が急務である。
ところで、この無知・無関心は私たちだけなのか?