新築中心のスクラップ&ビルド型社会を続けていれば、建設廃棄物の処分が近い将来に限界に達します。建物を長く使い続けることで、廃棄物の発生量を抑制することができます。
有限の資源を有効に利用して、持続可能な社会を築くためには、一度建てた建物を長く使い続けることが重要な方策の一つです。「長く使う」ということは、同じ世帯が何代にもわたって同じ建物を使うということと、同じ建物を異なる世帯が使い回して使用していくという両方の意味があります。
省資源、省エネルギーは地球温暖化対策としての二酸化炭素排出量の抑制にもなります。このサイクルを回せば、木材資源の永続と森林の適正保全、水資源の確保、土砂崩れ・洪水災害防止、海の幸の確保等、自然環境の適正策となります。