2017年7月1日土曜日

後継者育成と地産地建の家が地域活性の原動力

最近の日本の家づくりは、新工法、新建材による簡略化により、職人の技能を磨くチャンスが失われています。従って、現役の老齢化と共に高度な技術・技能の絶滅が危惧されます。(以前の佐渡のトキと同じ?)いくら便利な機械や道具が出来ても、使いこなす人がいなければ無用の長物です。

一方、建築用材についても同じことが言えます。30年、50年後、補修や一部取り換えをする時に、その材料が無ければ全部入れ替えになってしまいます。輸入品や新製品はその危険性が最も大です。

地域で生産されるモノを使うのが地産地建です。これはその地域の気候風土に合った特産品ですから、将来も途絶える危険性が最も少ないはずです。確かに便利な時代になり、日本のどこからでも一晩で届きます。が、その流通コストは莫大なもので、全ては価格に転嫁されているのが事実です。