昔から「人を見た目で判断してはなりません」という言い伝えがあります。
ということは、誰でも他人やモノの良し悪しを判断する時、最初は見た目で判断する癖があるからです。
昔から「人を見た目で判断してはなりません」という言い伝えがあります。
ということは、誰でも他人やモノの良し悪しを判断する時、最初は見た目で判断する癖があるからです。
家は他の商品のように一時の要望だけを満たすものではありません。
家族が数十年間、寝食を共にする生活の場です。
子供は育てられる生活環境によって大きな影響を受けます。
あの山の木が今もそこに生きている。
〇〇という名の大工さんが建ててくれた。
屋根は・・・。
それらを語り継ぐ事によって物語が生まれます。
尚且つ、少なくても80年以上住まれなければ歴史も伝統もありません。
資源の無駄使いは止めましょう。
今一度、家の真の価値・存在性とは何か?を考え直さなければなりません。
11月18日、新聞各紙は日本の木造建築技術がユネスコに登録される事になったと報じました。
これによって、日本の木造建築の伝統構法の優秀性が国際的に認められた事になります。
今現在、日本で建てられる家の殆どは、工場で生産する簡易な工法で木造の特性を無視しています。
一定の年数を経て建築用材としての木材となります。
尚且つ、ノコギリ・ノミ・カンナ等を自在に操る技能も必要となります。
私たちが住む阿賀野市周辺は、あがの杉や安田瓦等の建築資材と各種職人が豊富です。
後継者育成も含めて、日本建築の進化と向上に努める活動に邁進します。
⽊の家は⼈と同じく⽣き物です、時にはケガもするし具合も悪くなる。
その時に適切な判断と処置を施せば、元の姿に戻ります。
⽊の家の体(構造体)は複雑・緻密です。
その原因を究明するには⻑年の経験と専⾨⼒が必要です。
尚且つ、いざ⼿術となれば⾼度な技術・技能⼒を要します。
当然ですが、⼀⼈でできる代物ではありません。
数⼈の専⾨職の連携の良し悪しで術後の結果が決まります。
同じ資格免許者であっても、ピンからキリまでが現実です。
その⼈のセンスの有無と、あくなき探求⼼を続けられるかによってプロかアマかに分かれます。
「眼を養い、⼿を練れ」。
医療もスポーツも芸能も、プロになるには、若い内から絶え間ない修⾏と意識を⾼めなければなりません。
私たちは、お客さまの安⼼と信頼にお答えする専⾨家を⽬指しています
家を求めるには何千万円もの出費を伴います。
⼀般の消費物とは違い家族にとっては最⼤の財産です。
最低でも70〜80年間その資産価値が保たれなければ浪費となります。
求めた当時は満⾜しても、数年経てば家族構成も変わり、ライフスタイルも変わります。
不便が⽣じれば間取り変更や修理修繕も必要です。
⼤⽅の⼈は⽊造の家は誰がつくっても⼀緒だと思っているのではないでしょうか。
確かに⼯場で⽣産するプレカット⽅式なら⼀緒です。
ですが建築⽤材としての⽊材は⼤量⽣産⽅式には無理があります。
木は自然の中に育つ植物であり生き物です。
当然のごとく1本たりとも同じものはありません。
同じ樹種であっても育つ場所によって、強度もクセも違います。
その選別は今のところ機械では出来ません。
⼤⼯職⼈の⻑年の経験と眼⼒に頼るしかありません。
日本の大方の人は木の家をお望みです。
それは木組みが醸し出す力強さ。複雑な木目模様。
天然素材の快適性。寿命の長さ。
これが昔から伝わる日本の木の家の魅力だと思います。
木は自然が育む自然素材です。
曲がった木、クセのある木、年輪の大小、色つや、人間と同じで一つとして同じものはありません。
その個性を見抜き活かすには、長年の経験を積んだ大工職人の眼力が欠かせません。
古来から日本の木造建築の匠は、家には永遠の魂が宿ると伝えてきました。全国各地、地場産業の活性が直近の課題です。
阿賀野市には地元の資源を活かした伝統産業が幾つもあります。
そこで、家づくりを専門職とする立場から「安田瓦」の特性を紹介します。
それには、損傷しない強度と劣化に対する性能が必要です。
屋根工法を大別すると、鉄板葺きと瓦葺きがあります。
近年の住宅市場は大手ハウスメーカー主導となり、鉄板の屋根が目立ちます。
その結果、瓦の屋根は旧式で時代遅れであるというイメージが広がりました。
特に「安田瓦」は科学的実験でJIS規格より高水準の性能が証明されています。
特徴は、曲げ強度が高く吸水率が低いので耐雪や凍結、防風や塩害に強い。
これらの性能により、瓦と鉄板のメンテナス費用の差は、30年で240万円になります。
「安田瓦」の発祥は190年前に始まり、現在では最新の機械化生産により品質管理も万全です。
住む人の安全・安心と資産価値の高い家が実現します。
家を求める動機は人それぞれによって多種多様です。
従って一品たりとも同じ家はありません。
ですが、住むほどに愛着が湧くといった家は少ないようです。
その為にはスタートが肝心です。
先ずはどの様な住まい方をしたいのかをよく考える。
次に設計者と何度も話し合いプランを煮詰める。
但しこれはあくまでも理想を絵に描いただけに過ぎません。
家は構築物ですので多くの専門職の連携による合作です。
最近、日本各地で気候変動による災害が多発しています。
建物は⼈の健康と⽣命、財産を守る構造物です。
それを担保するために、厳しい規制が法律で定められ、建築⼠という資格制度があります。この資格を得るには4科⽬の学科と設計の試験を受けなければなりません。
2019年度の合格率は、1級は12%、2級は22.2%の超難関です。
1級建築⼠の資格者は、合格率減少の影響などで⾼齢化が進み、4割は60歳以上、30歳以下は1割となりました。
その為、後継者育成が急務です。
「あがの家」を提供する担当者は、設計者も施⼯者も建築⼠の資格者である事が前提です。建築⼠の資格は⾞の運転免許と同じで、免許がなければ違反です。
但し免許があるからといって、誰でも事故を起こさないかといえば違います。
アマかプロかの判別は、構造計算が出来るか否かで決まります。
特に⽊造の構造は複雑なので⾼度な知識と技術⼒が必要です。
⽊造だから誰がつくっても⼼配ないと思うかもしれませんが、そうではありません。
大方の皆さんは木造の家は昔からつくられているので、誰がつくっても一緒だと思っているかもしれません。
ところが現実は全く逆です。
木の構造は複雑で緻密なので、高度な技術と知識が要求されます。
確かに工場で加工し現地で組み立て、面材で構造体を覆い隠すだけの家であれば同じです。木造の本当の特性は、木組みの構造体が室内空間と一体で表現できる良さです。
木は生きものですので、年数の経過と伴に表情が変わります。
木材の特性を知り尽くした大工職人の精密な技は芸術・美術の世界です。
もう一つの特長は「可変性」が高いです。可変性とは改築・改修をする場合、梁や柱の取り外しが容易であるかの度合いです。
木組みの構造なので接合部のホゾやクサビを抜けば本体を傷める事無く容易に外せます。又一部を取り換え元に戻すのも簡単です。
資産価値の高い家を望むなら最初が肝心、誰を選ぶかによって決まります。
⾃然環境はその地域によって様々な特性があります。
当地新潟県だけでも、海岸部があり、平野部もあり、⼭間部と連なっています。
その地域によって、⾵の吹き⽅、⾬の降り⽅、雪の降り⽅は⼤きく異なります。
それらが過⼤になると尊い⼈命が失われたり、家屋損害の危険性が増します。
4・5年前から全国各地で異常気象による⼤災害が多発しています。
幸いにも新潟県ではこの難を逃れていますが、決して他所事・他⼈事ではありません。
「⼤丈夫だろう」が⼀番危険です。
そのためにも事前の備えが肝⼼です。
既存の家であれば今⼀度、安全性の点検をお勧めします。
これから新しく家を求めるのであれば、構造体の安全設計を綿密に⾏う事です。
その業務を担うのが構造を熟知した建築⼠です。
但し、資格だけの問題ではなく、その地域の⾃然環境に適応する⾒識⼒の有無により結果が決まります。