お客様は家の新築・増改築に何を求めて、数百、数千万円の大金を支払うのでしょうか?
一見するとモノ(家)を買っているように見えますが、実はそうではなくモノから得られる「価値」に対してお金を支払っているハズです。「価値」とは、簡単に言えば、人が大切に思うもの、愛すもの、重要なものです。
住宅は価値の集合体です。例えば、安全(地震や台風に強い)、快適(ひろびろ、明るい、ここち良い)、便利(動きやすい、使い勝手の良い間取り、便利な設備)、ステイタス(重厚で堂々とした外観)、コストパフォーマンス(価格に対して価値が大きい)・・などの「コト」を形にした「モノ」が家です。
物事には優先順位があります。その価値を決定する第一要素が、知的な「コト」の創造です。設計図(知的な創造)に本当に欲しい姿が描けているかを確認することです。
大工には次のような格言があります。「二度測って、一度で切る」。一本目の釘を打つ前に、細かなところまで全てが創造されていなければなりません。
素人は己の商品(売りモノ)だけに熱中し、プロはニーズや問題に対しての解決(コト)に熟慮する。
2017年12月20日水曜日
2017年12月10日日曜日
「災害は忘れた頃にやってくる」あなたの家、本当に大丈夫?
「人の噂も七十五日」これが他人事であれば、さしたる支障もなく安穏に暮らせます。
ところが「災害は忘れた頃にやってくる」。その災難が自分に降りかかった時「想定外でした」では済まされません。そのためにも「備えあれば憂いなし」。
1995年の「阪神・淡路大震災」は勿論、昨年4月に発生した「熊本地震」の大災害さえ、今では忘れ去られ、我々建築関係者の中でも関心度が薄れています。国や各自治体は危機感を募らせ、高額な補助金制度による耐震診断を推奨しています。
が、これとて「笛吹けど踊らず」「聞く耳持たず」。後になって「こんなつもりではなかった」と愚痴っても「後のまつり」です。
全ての結果は「自業自損?」自己責任。「大丈夫だろう」が一番危険です。診断結果が倒壊の危険判定でも、それを知ることで、室内の家具配置や避難の方法等、命を守る心構えも違ってきます。
ところが「災害は忘れた頃にやってくる」。その災難が自分に降りかかった時「想定外でした」では済まされません。そのためにも「備えあれば憂いなし」。
が、これとて「笛吹けど踊らず」「聞く耳持たず」。後になって「こんなつもりではなかった」と愚痴っても「後のまつり」です。
全ての結果は「自業自損?」自己責任。「大丈夫だろう」が一番危険です。診断結果が倒壊の危険判定でも、それを知ることで、室内の家具配置や避難の方法等、命を守る心構えも違ってきます。
2017年12月1日金曜日
優良な中古住宅「安心R住宅」が目安、来春から販売開始
国土交通省は11月6日、業界団体から優良認定を受けた中古住宅の販売が、来年4月から始まると発表しました。安全性や品質が一定の基準を満たした物件に「安心R住宅」の専用マークが付き、購入する際の目安にできます。
中古住宅を購入する人の不安を払拭し、流通を促す狙いがあります。マークは、不動産仲介業者が、加盟する団体の許諾を得て物件広告などに表示します。
安心R住宅と認められるには、耐震基準を満たし、劣化状況の確認審査を受けることが条件です。
●「安心R住宅」の主な要件
① 耐震基準に適合することにより安全性が確かめられたもの。
② 診断の結果、既存住宅売買瑕疵保険の検査基準に適合していること。
③ 「汚さ」を払拭する費用情報を含むリフォーム提案書があること。
④ 外装・内装、水回りの現況写真を閲覧できること。
⑤ 物件に関する調査報告書を作成・交付すること。
この要件は、中古住宅の売買時だけに限らず、現在住んでいる家に大金を掛けてリフォームを行う際の価値・性能・品質の証明になります。
2017年11月20日月曜日
「あがの家・創生プロジェクト」の意義をテレビで放送
11月11日、新潟総合テレビ・NSTの番組「MoreDream~終わらぬ挑戦~」に「㈱研創」が紹介されました。
発端は、先に当会メンバー「丸三安田瓦工業㈱」が取り上げられ、そこからのつながりです。事前調査のあと、取材時での3つのインタビュー項目が送られてきました。
そこで、下記のように要点をまとめてみました。
発端は、先に当会メンバー「丸三安田瓦工業㈱」が取り上げられ、そこからのつながりです。事前調査のあと、取材時での3つのインタビュー項目が送られてきました。
そこで、下記のように要点をまとめてみました。
Q1:何故、木を使った家づくりに拘っているのですか?
A1:一般建築物のようにデザイン性や機能性、耐震性だけを求めるのであれば、鉄やコンクリート造で良いと思っています。が、家は家族が24時間、延々と寝食を共にする生活の場であり住まいです。
木は自然の中で育つ植物です。木の発する様々な成分が住む人の心身に与える効能が証明されています。
そのためには、木が室内に現れなくては意味がありません。
次に構造上の問題です。
木は建築用材としての強度は、鉄やコンクリートと比べると格段に弱い材料です。植物ですので細胞の固まりで、中には空気が詰まっています。
ですので、ゴムのように弾力性があります。
これが、木材の最大の特長です。これを利用したのが、日本の伝統木造建築です。
高度な耐震性や耐久性は、神社・仏閣はもちろんですが、100数十年を経た古民家が存在する事でも証明されています。
この先人の知恵を受け継ぎ、更なる進化と向上につなげたいと思っています。
Q2:職人をまとめていく上でどんなことをこころがけていますか?
A2:家は一人でつくる事はできません。事の良し悪しはチームプレーで決まります。
そこで、「地域一番の、強くて・良くて・好かれる人間集団」を目指しています。そのために、毎日の朝礼、月2回の全社員研修会を行っています。
Q3:武石社長が思い描く将来像とは?
A3:私たちは、お客様と「一生涯のお付き合い」を願っています。従って、「あの人たちが居なくなると困る」と言われる会社を目指しています。
全ては私たちの人柄の問題ですから、人間性と技術力を磨かなければなりません。
5分間の短い番組ですので、宣伝効果は期待していませんが、選ばれただけで感謝です。
2017年11月10日金曜日
今の家を仕立て直し、より永く、より快適に
家は人が生活するために、多種多様な機能が複雑に絡みあった複合物です。
常に風雨にさらされ、時間が経てば様々な不具合が生じます。その場合、往診が必要です。その現状や原因を的確に判断できる技術プロがいなくては、生きる命も絶たれる恐れがあります。ヤブ医者では困ります。
最新は新工法、新建材による簡略化により、高度な専門技術職人が少なくなりました。いくら高度なコンピューターや機械があっても、使いこなす人がいなくては無用の長物です。まさに、住宅診断士は家のホームドクターなのです。
常に風雨にさらされ、時間が経てば様々な不具合が生じます。その場合、往診が必要です。その現状や原因を的確に判断できる技術プロがいなくては、生きる命も絶たれる恐れがあります。ヤブ医者では困ります。
最新は新工法、新建材による簡略化により、高度な専門技術職人が少なくなりました。いくら高度なコンピューターや機械があっても、使いこなす人がいなくては無用の長物です。まさに、住宅診断士は家のホームドクターなのです。
2017年11月1日水曜日
“永く愛され、100年住む家”「あがの家・創生プロジェクト」
「越後にいきる家をつくる会」は平成13年4月発足。
以来、
・「新潟県産木材の需要拡大」
・「家づくりに係る産業の活性化」
・「次世代に受け継ぐ住み心地のよい地域とネットワークづくり」
を目的に様々な活動を行っています。
基本コンセプトは一緒ですが、地域モデルとして、阿賀町・阿賀野市を中核とした「あがの家・創生プロジェクト」です。
当地は、あがの杉、安田瓦、壁材、等々の建築用材と、各種職人が豊富です。
以来、
・「新潟県産木材の需要拡大」
・「家づくりに係る産業の活性化」
・「次世代に受け継ぐ住み心地のよい地域とネットワークづくり」
を目的に様々な活動を行っています。
基本コンセプトは一緒ですが、地域モデルとして、阿賀町・阿賀野市を中核とした「あがの家・創生プロジェクト」です。
当地は、あがの杉、安田瓦、壁材、等々の建築用材と、各種職人が豊富です。
2017年10月20日金曜日
難易度が高いからこそ、価値・魅力がある
古い家の再生というと、ややもすると、住む人も建築担当者も意匠・デザイン等、表面的な見た目のモノだけに拘ろうとします。
が、肝心なのは、家は住む人の心身の健康と生命の安全と財産を守る、構築物であるということです。当然のことながら、現行の耐震基準を満たすものでなければなりません。
ところが、厄介なことに、今風の金物や筋交い、合板に頼る構造体とは根本から違います。となると、伝統木構造の力学的な根拠に基づいた構造計算で証明するコトが必要となります。
尚且つ、部材の入れ替え、部分補強となると、ノコギリ・ノミ・カンナを自在に操り、経験と美感性を備えた本物の大工職人の技が絶対条件となります。
が、肝心なのは、家は住む人の心身の健康と生命の安全と財産を守る、構築物であるということです。当然のことながら、現行の耐震基準を満たすものでなければなりません。
ところが、厄介なことに、今風の金物や筋交い、合板に頼る構造体とは根本から違います。となると、伝統木構造の力学的な根拠に基づいた構造計算で証明するコトが必要となります。
尚且つ、部材の入れ替え、部分補強となると、ノコギリ・ノミ・カンナを自在に操り、経験と美感性を備えた本物の大工職人の技が絶対条件となります。
2017年10月10日火曜日
地域の伝統文化・技能を後世にバトンタッチ
2017年10月2日月曜日
第19回 新潟県 協同組合まつりのご案内
来たる10月22日(日)に、第19回 新潟県 協同組合まつりが新潟市産業振興センターで開催されます。
「越後にいきる家をつくる会」では今年も、木工教室・瓦粘土細工・おもちゃ作り教室・物販など、子供さん向けの楽しい遊び広場を準備します。皆様のご来場をお待ちしています。
○日時:10月22日(日)9:30~15:30
○会場:新潟市産業振興センター
「越後にいきる家をつくる会」では今年も、木工教室・瓦粘土細工・おもちゃ作り教室・物販など、子供さん向けの楽しい遊び広場を準備します。皆様のご来場をお待ちしています。
○日時:10月22日(日)9:30~15:30
○会場:新潟市産業振興センター
2017年9月20日水曜日
既存ドックシステムとプロ診断士の育成
ドックとは造船所(造船+修理)のことです。人間ドックなど総合精密検査の意味合いでも使われています。
木造建築病理学に基づく改修方法は、すなわち、「調査診断を行った上で改修設計を行う」ということで、この「既存ドック」というネーミングを使っています。
それには、既存住宅の現状を正確に把握し、的確な改修設計を行うことができる有能な設計者の育成が急務です。そのような人材が地域で活躍すれば、歴史ある街並みも、各地に多く存在する空き家や情緒ある古家もむやみに壊されずに済むはずです。
設計者の無知が生む不適切な改修工事で、被害をこうむる住まい手も少なくなるでしょう。すなわち、「治す力」を備えた設計者こそ、今、求められている人材であり地域活性対策となります。
木造建築病理学に基づく改修方法は、すなわち、「調査診断を行った上で改修設計を行う」ということで、この「既存ドック」というネーミングを使っています。
それには、既存住宅の現状を正確に把握し、的確な改修設計を行うことができる有能な設計者の育成が急務です。そのような人材が地域で活躍すれば、歴史ある街並みも、各地に多く存在する空き家や情緒ある古家もむやみに壊されずに済むはずです。
設計者の無知が生む不適切な改修工事で、被害をこうむる住まい手も少なくなるでしょう。すなわち、「治す力」を備えた設計者こそ、今、求められている人材であり地域活性対策となります。
2017年9月10日日曜日
個人の生活の豊かさ実現へ向けて
日本はインフラも整備されており、車や家電品などの耐久消費財も豊富に行き渡っています。社会的には一見豊かに見えますが、個人の豊かさについては欧米と比べると必ずしもそうとは言えない状況にあります。
その最大の理由の一つが、スクラップ&ビルド型社会を長い間続けてきて家に対する支出が経常的に多額になっていたことがあります。
今現在、日本における家の平均寿命は約30年で、一代限りで取り壊されていることになります。これでは生涯を汗水流して働いて、家のために奴隷になったと同然です。
耐用年数を100年に延ばすと家にかけるお金が3分の2に圧縮されるという国の試算もあります。圧縮された3分の1を社会保険あるいは一般消費に回せば、日本人の生活はもっと豊かになります。
その最大の理由の一つが、スクラップ&ビルド型社会を長い間続けてきて家に対する支出が経常的に多額になっていたことがあります。
今現在、日本における家の平均寿命は約30年で、一代限りで取り壊されていることになります。これでは生涯を汗水流して働いて、家のために奴隷になったと同然です。
耐用年数を100年に延ばすと家にかけるお金が3分の2に圧縮されるという国の試算もあります。圧縮された3分の1を社会保険あるいは一般消費に回せば、日本人の生活はもっと豊かになります。
2017年9月1日金曜日
性能向上リフォームとしての診断システム
私たち人間と同じように建物も老朽化していきます。かかりつけ医院の受診から、必要に応じて総合病院の精密検査(人間ドック)を受けるように、我が家の健康状態を段階的に調査診断する。
具体的には、「①事前調査」「②詳細調査」「③診断」の段階を経て6つのモノサシで評価します。特に中古住宅の購入時や自宅のリフォーム時は建物状態が気になります。事前にわからなかった劣化や不具合が購入後やリフォーム工事中に発覚し、工事費用その他のトラブルの危険があります。
「既存ドック」システムは、建物の調査診断だけでなく、その後の治療のための情報を提供することも重視しています。但し、非破壊検査のため見えない部分は推測による診断となりますが、その為にも豊富な経験が不可欠となります。
具体的には、「①事前調査」「②詳細調査」「③診断」の段階を経て6つのモノサシで評価します。特に中古住宅の購入時や自宅のリフォーム時は建物状態が気になります。事前にわからなかった劣化や不具合が購入後やリフォーム工事中に発覚し、工事費用その他のトラブルの危険があります。
「既存ドック」システムは、建物の調査診断だけでなく、その後の治療のための情報を提供することも重視しています。但し、非破壊検査のため見えない部分は推測による診断となりますが、その為にも豊富な経験が不可欠となります。
2017年8月20日日曜日
木の家を創るには今風の工法は無理がある
完成度の高い木の家を創るには、20~30職種の人々の感性と技術を要します。
「買う家」は工場で加工された部材・部品を簡易な方法(釘やボルトの接合)で組み立てられ、高度な技術・技能は要しません。確かにこの大量生産方式は合理的で、軽量鉄骨の家であれば納得できます。
が、「木で創る家」となると、どうでしょうか?「木」という建築用材は自然が育んだ「植物」という生き物です。それを強制乾燥し、又は接着剤で集成材を作り、ボルトや金物で接合する工法は明らかに無理が生じます。ボルト・釘をビッシリ打込んでは、細胞が縦に並んだ繊維質の組織を痛めつけ割れが生じます。
これは、地震等の横の力が加わった時の実験データでも明らかです。が、知ってか知らずかお構い無しが実状です。
「買う家」は工場で加工された部材・部品を簡易な方法(釘やボルトの接合)で組み立てられ、高度な技術・技能は要しません。確かにこの大量生産方式は合理的で、軽量鉄骨の家であれば納得できます。
が、「木で創る家」となると、どうでしょうか?「木」という建築用材は自然が育んだ「植物」という生き物です。それを強制乾燥し、又は接着剤で集成材を作り、ボルトや金物で接合する工法は明らかに無理が生じます。ボルト・釘をビッシリ打込んでは、細胞が縦に並んだ繊維質の組織を痛めつけ割れが生じます。
これは、地震等の横の力が加わった時の実験データでも明らかです。が、知ってか知らずかお構い無しが実状です。
2017年8月10日木曜日
「創る家」の役割分担と意識の共有
「創る家」と言っているのは、住む人が日曜大工の如く直接つくる事を意味しているのではありません。映画や演劇、テレビ番組等を企画制作、全体を統括する職務をプロデューサーと言います。
家を求める人はオーナーでありプロデューサーです。それを具体的に管理・監督するのがディレクター(設計者)であり、直接職務をこなすのがプレーヤー(職人)です。ですので、あらゆる作品・創作の良し悪しは、この3職のレベルとコンビネーションのチームプレーで決まります。
要するに、何のために? 何を? 誰が誰と? どの様に? 予算は? を共有して知恵を出し合う。家は住む人の健康と生命・財産を守る構築物であり、超高額な資産です。住む年月と共に、その価値・魅力が増すものでなければなりません。
家を求める人はオーナーでありプロデューサーです。それを具体的に管理・監督するのがディレクター(設計者)であり、直接職務をこなすのがプレーヤー(職人)です。ですので、あらゆる作品・創作の良し悪しは、この3職のレベルとコンビネーションのチームプレーで決まります。
要するに、何のために? 何を? 誰が誰と? どの様に? 予算は? を共有して知恵を出し合う。家は住む人の健康と生命・財産を守る構築物であり、超高額な資産です。住む年月と共に、その価値・魅力が増すものでなければなりません。
2017年8月1日火曜日
生涯で最大の出費、「創る家」「買う家」あなたの選択は?
戦後70余年、平和で超高度に発展した日本社会は、あらゆる商品・情報が溢れ便利な時代となりました。その結果、生活に関する「モノ」「コト」の価値判断は多様化し、その存在意義は人それぞれによって違ってきます。住まいである「家」に関しても、例外ではなく「創る家」から、一般消費財と同じ工場で生産される「買う家」に変わってきました。
「買う」とは他人がつくったモノを選び、金銭と交換する二次的行為です。その結果、家に対する愛着が薄れ、無機質な箱モノに変わっています。「創る」とは自分が主体であり、ゼロからのスタートです。その結果、完成までのプロセスと物語が生まれます。
23年間放送されている「開運なんでも鑑定団」という人気テレビ番組があります。自分は美術・骨董品の目利きだと自慢し、何百万という大金で買った「モノ」が、実は「ニセモノ」で大恥をかいた。これが人気番組の要因です。この番組に「家」の鑑定があったら、面白いだろうに・・・。
何も鑑定団に出さなくても、年月が経てば素人でも、その判別は容易です。何千万も出して求めた家が、30年で老朽化、再利用するにも役立たず、膨大な解体費だけが残った。これでは「鑑定団」番組の笑ネタと同じになります。
「買う」とは他人がつくったモノを選び、金銭と交換する二次的行為です。その結果、家に対する愛着が薄れ、無機質な箱モノに変わっています。「創る」とは自分が主体であり、ゼロからのスタートです。その結果、完成までのプロセスと物語が生まれます。
23年間放送されている「開運なんでも鑑定団」という人気テレビ番組があります。自分は美術・骨董品の目利きだと自慢し、何百万という大金で買った「モノ」が、実は「ニセモノ」で大恥をかいた。これが人気番組の要因です。この番組に「家」の鑑定があったら、面白いだろうに・・・。
何も鑑定団に出さなくても、年月が経てば素人でも、その判別は容易です。何千万も出して求めた家が、30年で老朽化、再利用するにも役立たず、膨大な解体費だけが残った。これでは「鑑定団」番組の笑ネタと同じになります。
2017年7月20日木曜日
建設廃棄物の削減と省資源・省エネルギー社会の実現
新築中心のスクラップ&ビルド型社会を続けていれば、建設廃棄物の処分が近い将来に限界に達します。建物を長く使い続けることで、廃棄物の発生量を抑制することができます。
有限の資源を有効に利用して、持続可能な社会を築くためには、一度建てた建物を長く使い続けることが重要な方策の一つです。「長く使う」ということは、同じ世帯が何代にもわたって同じ建物を使うということと、同じ建物を異なる世帯が使い回して使用していくという両方の意味があります。
省資源、省エネルギーは地球温暖化対策としての二酸化炭素排出量の抑制にもなります。このサイクルを回せば、木材資源の永続と森林の適正保全、水資源の確保、土砂崩れ・洪水災害防止、海の幸の確保等、自然環境の適正策となります。
有限の資源を有効に利用して、持続可能な社会を築くためには、一度建てた建物を長く使い続けることが重要な方策の一つです。「長く使う」ということは、同じ世帯が何代にもわたって同じ建物を使うということと、同じ建物を異なる世帯が使い回して使用していくという両方の意味があります。
省資源、省エネルギーは地球温暖化対策としての二酸化炭素排出量の抑制にもなります。このサイクルを回せば、木材資源の永続と森林の適正保全、水資源の確保、土砂崩れ・洪水災害防止、海の幸の確保等、自然環境の適正策となります。
2017年7月10日月曜日
中古木造住宅診断士の役割と責任
以前、「木造住宅病理学」の講習会を紹介しました。それを機に、書棚に並ぶ建築雑誌のどこかに、このテーマに関する論文が載っているのを思い出しました。見つかりましたので、その要点を抜粋します。
平成25年、国交省は「インスペクション・ガイドライン」を発表しました。これは、「調査」「検査」を意味し、「住宅診断士」が、第三者の立場から、住宅の劣化・欠陥の有無・改修すべき個所や費用などのアドバイスを行います。
この指針は、中古木造住宅の評価方法を、築年数を基礎とする方法から、建物自体がもつ品質・性能を評価する方向へ変換していくことを示しています。これらの動きは、わが国の住宅供給構造を新築中心から既存活用へと大きく政策が変わりつつあることを示しています。
言い換えれば、ようやく日本もスクラップ&ビルド型の社会から既存住宅中心のストック活用型社会に移行してきたことを意味しています。
今後ますます日本の社会は高齢化が進みます。多くの場合、高齢者の最大の資産は住宅ですが、ストック活用型社会が実現すれば、中古住宅の価値が現在よりも高く維持されることになり、老後の生活あるいは、医療・介護の資金を調達することが容易になります。
平成25年、国交省は「インスペクション・ガイドライン」を発表しました。これは、「調査」「検査」を意味し、「住宅診断士」が、第三者の立場から、住宅の劣化・欠陥の有無・改修すべき個所や費用などのアドバイスを行います。
この指針は、中古木造住宅の評価方法を、築年数を基礎とする方法から、建物自体がもつ品質・性能を評価する方向へ変換していくことを示しています。これらの動きは、わが国の住宅供給構造を新築中心から既存活用へと大きく政策が変わりつつあることを示しています。
言い換えれば、ようやく日本もスクラップ&ビルド型の社会から既存住宅中心のストック活用型社会に移行してきたことを意味しています。
今後ますます日本の社会は高齢化が進みます。多くの場合、高齢者の最大の資産は住宅ですが、ストック活用型社会が実現すれば、中古住宅の価値が現在よりも高く維持されることになり、老後の生活あるいは、医療・介護の資金を調達することが容易になります。
2017年7月1日土曜日
後継者育成と地産地建の家が地域活性の原動力
最近の日本の家づくりは、新工法、新建材による簡略化により、職人の技能を磨くチャンスが失われています。従って、現役の老齢化と共に高度な技術・技能の絶滅が危惧されます。(以前の佐渡のトキと同じ?)いくら便利な機械や道具が出来ても、使いこなす人がいなければ無用の長物です。
一方、建築用材についても同じことが言えます。30年、50年後、補修や一部取り換えをする時に、その材料が無ければ全部入れ替えになってしまいます。輸入品や新製品はその危険性が最も大です。
地域で生産されるモノを使うのが地産地建です。これはその地域の気候風土に合った特産品ですから、将来も途絶える危険性が最も少ないはずです。確かに便利な時代になり、日本のどこからでも一晩で届きます。が、その流通コストは莫大なもので、全ては価格に転嫁されているのが事実です。
一方、建築用材についても同じことが言えます。30年、50年後、補修や一部取り換えをする時に、その材料が無ければ全部入れ替えになってしまいます。輸入品や新製品はその危険性が最も大です。
地域で生産されるモノを使うのが地産地建です。これはその地域の気候風土に合った特産品ですから、将来も途絶える危険性が最も少ないはずです。確かに便利な時代になり、日本のどこからでも一晩で届きます。が、その流通コストは莫大なもので、全ては価格に転嫁されているのが事実です。
2017年6月20日火曜日
改修・改造の容易性と履歴の記録を後世に引き継ぐ
長期優良住宅の認定基準に「可変性」という聞き慣れない言葉があります。
これは、ライフスタイルの変化に応じて間取り変更が容易であることを意味します。丈夫で100年以上持ちする家であっても、そのままの形で50年、100年後の住む人々の要望に応えられるかと問われれば?答えは一つ。
永く住むためには当然のごとく、この可変性が求められます。それは、間取り変更であったり、内外装の取り換えであったり、設備機器の入れ替えであったりします。
ところが、その段になって工事費がべらぼうに高額となると、飴の代金よりも笹の代金となります。その過大な負担を後世にまで残さない為には最初が肝心です。丈夫であると同時に、多様な変化に対応できる構造体であるべきです。釘・金物や合板に頼る短期的・平面的な構造体ではなく、太くて長い梁や柱などで組み合わせた立体構造が望まれます。
更に、構造体と内装や設備が分離され、改装や設備の入れ替えが容易であること。床下や天井の高さ、壁の幅、点検口、水周りの計画配置等々、長期にわたる配慮が必要です。
人間の健康維持に定期検診が必要なように、家を長持ちさせるには経験豊富なホームドクターによる点検をこまめにすることが、余分な費用を倹約する予防策になります。
この記録は家の性能・品質を客観的に証明し、資産価値もはっきりします。
これは、ライフスタイルの変化に応じて間取り変更が容易であることを意味します。丈夫で100年以上持ちする家であっても、そのままの形で50年、100年後の住む人々の要望に応えられるかと問われれば?答えは一つ。
永く住むためには当然のごとく、この可変性が求められます。それは、間取り変更であったり、内外装の取り換えであったり、設備機器の入れ替えであったりします。
ところが、その段になって工事費がべらぼうに高額となると、飴の代金よりも笹の代金となります。その過大な負担を後世にまで残さない為には最初が肝心です。丈夫であると同時に、多様な変化に対応できる構造体であるべきです。釘・金物や合板に頼る短期的・平面的な構造体ではなく、太くて長い梁や柱などで組み合わせた立体構造が望まれます。
更に、構造体と内装や設備が分離され、改装や設備の入れ替えが容易であること。床下や天井の高さ、壁の幅、点検口、水周りの計画配置等々、長期にわたる配慮が必要です。
人間の健康維持に定期検診が必要なように、家を長持ちさせるには経験豊富なホームドクターによる点検をこまめにすることが、余分な費用を倹約する予防策になります。
この記録は家の性能・品質を客観的に証明し、資産価値もはっきりします。
2017年6月10日土曜日
木材の弾力性を活用する高度な耐震構法
日本の伝統的な木造軸組みは、木材のめり込みを活かした独特の仕口(直角方向の接合)や継手(同方向の接合)の形式を持っています。
この構法により、地震時に軸組はしなやかに変形し、また長期振動にも追随できます。この接合部は架構全体の安全性を左右する大切な要素です。
近年の軸組は加工に手間のかかる仕口を用いず、簡易な接合法が採用されています。つまりプレカットによる単ホゾ形式で柱や梁を接合し、ボルトと板金物で補強する工法です。
このような形式は変形能力とエネルギー吸収を期待できず、地震時の変形による抜け出しが懸念されます。実際、熊本地震での家の倒壊は仕口の抜け出しに起因する事例が多数ありました。
必要以上に強固な金物を用いれば、接合部の回転変形を強く拘束してしまい、大きな地震を受けた時には木材を破壊する危険があります。
この構法により、地震時に軸組はしなやかに変形し、また長期振動にも追随できます。この接合部は架構全体の安全性を左右する大切な要素です。
近年の軸組は加工に手間のかかる仕口を用いず、簡易な接合法が採用されています。つまりプレカットによる単ホゾ形式で柱や梁を接合し、ボルトと板金物で補強する工法です。
このような形式は変形能力とエネルギー吸収を期待できず、地震時の変形による抜け出しが懸念されます。実際、熊本地震での家の倒壊は仕口の抜け出しに起因する事例が多数ありました。
必要以上に強固な金物を用いれば、接合部の回転変形を強く拘束してしまい、大きな地震を受けた時には木材を破壊する危険があります。
2017年6月1日木曜日
「新しい家だから地震が来ても大丈夫!」 本当ですか?
大地震の度に繰り返される家の倒壊による人の命と財産が失われる悲劇。その原因は何か?「2階建て木造住宅の97%以上は構造計算がされてない」という報告がされています。
その要因は「建築基準法」の不備にもあります。鉄やコンクリートの建物であれば、2階建て又は200㎡を超えるものは構造計算が義務付けられています。が、何故か、木造の家の場合は、2階建て以下500㎡以内であれば構造計算の義務がないのです。
それでも、法規上は「仕様規定」に簡易な計算法として、「壁量計算」「壁配置のバランス」「柱の接合方法」「梁材の断面設計」「2階床面の破壊防止」等の検討を明記しています。
が、これとても、多くの設計者は無知・無関心で実行されていません。この現実は、熊本地震の検証として「NHKスペシャル・あなたの家が危ない」でも放映されました。
その要因は「建築基準法」の不備にもあります。鉄やコンクリートの建物であれば、2階建て又は200㎡を超えるものは構造計算が義務付けられています。が、何故か、木造の家の場合は、2階建て以下500㎡以内であれば構造計算の義務がないのです。
それでも、法規上は「仕様規定」に簡易な計算法として、「壁量計算」「壁配置のバランス」「柱の接合方法」「梁材の断面設計」「2階床面の破壊防止」等の検討を明記しています。
が、これとても、多くの設計者は無知・無関心で実行されていません。この現実は、熊本地震の検証として「NHKスペシャル・あなたの家が危ない」でも放映されました。
2017年5月20日土曜日
「地震発生確率8%」では危機感伝わらず

全国の主要活断層帯のデータなどから、今後30年に震度6弱以上の揺れが起きる確率を計算し、全国を赤・オレンジ・黄の順で色分けしています。この確率0.1%~3%は「やや高い」、3%以上は「高い」を表示しています。
この確率の表示は「降水確率5%では誰でも傘をも持たない」と同じように受け止められています。昨年の熊本市で発生した地震の確率は8%で、調査委員会の基準では「高い」だったのです。確率の低い地域の人は地図を見たことで地震への恐怖が減り、「この程度なら対策は必要ない」と考える傾向が見られます。
2017年5月10日水曜日
会報「創生5月号」編集後記
京セラ創業者・稲盛和夫師の訓言「動機善なりや、私心なかりしか」を胸に、「あがの家・創生プロジェクト」立ち上げの声がけを始めました。
以来、2年近くの歳月が経ちますが、山の頂は遥か彼方、まだ一合目にも達していません。早々簡単に芽が出て花が咲くものではないと承知はしているのですが・・。
田坂広志氏の著書に、社会起業を志す者の心得が載っています。
1「立志」、「良き社会」を実現しようとの「志」と「使命感」を持つ。
2「成長」、自分自身の「自己変革」と「人間成長」を目指す。
3「共感」、多くの人々の「共感」と「協働」を生み出す。
4「革新」、「現在の事業の革新」や「新しい事業の創造」を行う。
5「創発」、事業の革新や想像を通じて「社会創発」を促す。
6「信念」、生涯にわたって「社会変革の歩み」を続ける。
7「伝承」、次の世代に「志」と「使命感」を伝えていく。
この七つの実行を継続します。
以来、2年近くの歳月が経ちますが、山の頂は遥か彼方、まだ一合目にも達していません。早々簡単に芽が出て花が咲くものではないと承知はしているのですが・・。
田坂広志氏の著書に、社会起業を志す者の心得が載っています。
1「立志」、「良き社会」を実現しようとの「志」と「使命感」を持つ。
2「成長」、自分自身の「自己変革」と「人間成長」を目指す。
3「共感」、多くの人々の「共感」と「協働」を生み出す。
4「革新」、「現在の事業の革新」や「新しい事業の創造」を行う。
5「創発」、事業の革新や想像を通じて「社会創発」を促す。
6「信念」、生涯にわたって「社会変革の歩み」を続ける。
7「伝承」、次の世代に「志」と「使命感」を伝えていく。
この七つの実行を継続します。
2017年5月1日月曜日
木の家をお勧めする、その根拠を明確に
「あがの杉・創生プロジェクト」を立ち上げ、木の家をつくるなら「天然乾燥のあがの杉!あがの杉!」と連呼する。ならば、「何故、あがの杉なの?」と問われて、何と答えるか?それなりの答えは幾つか用意した。
が、自らに「何故?何故?」を五回繰り返すと答えに窮してしまう。これまでの長年の大工経験で何でも知っている気になっていた。実はそうではなかった。その反省に立ち、先ずは一から木材の勉強会を全員ですることにした。
建築用材としての木材と鉄やコンクリートの違い。木は天然で育った植物である。だから一本として同じものはなく、品質はバラバラ。柔らかい、燃える、折れる、曲がる、割れる、腐る、虫にも食われる。これが眼中に無かった。文献による実験データを基に、実地検証が急務である。
ところで、この無知・無関心は私たちだけなのか?
が、自らに「何故?何故?」を五回繰り返すと答えに窮してしまう。これまでの長年の大工経験で何でも知っている気になっていた。実はそうではなかった。その反省に立ち、先ずは一から木材の勉強会を全員ですることにした。
建築用材としての木材と鉄やコンクリートの違い。木は天然で育った植物である。だから一本として同じものはなく、品質はバラバラ。柔らかい、燃える、折れる、曲がる、割れる、腐る、虫にも食われる。これが眼中に無かった。文献による実験データを基に、実地検証が急務である。
ところで、この無知・無関心は私たちだけなのか?
2017年4月20日木曜日
時間・年数の経過とともに判明する家の価値・魅力
消費材といわれる工場製品は通常、カタログや店頭でその価値を判断し購入します。しかし家はオーダーメイドの現地一品生産なので、現物は存在しません。
提供者を決め、様々な期待・要望を検討しながら設計図と価格が決まります。その後、数カ月の工事を経て完成します。待ちに待った夢のマイホームを手にした喜びの一瞬です。だがしかし、家は完成時の外見だけでは真の価値はわかりません。本当の価値は、時間の経過によって判明するからです。
第一のプロセスは、住んで1年目。春・夏・秋・冬の気候変化に伴う、雨・風・雪・日照などに対する適応は? 生活する中で、不便・狭い・うるさい・暑い・寒い・暗い・落ち着かない等々、機能・利便性は満足か? 光熱水費や清掃費等のランニングコストは? これらが判明します。
第二のプロセスは、5年位の経過に伴う、住む人に対する影響です。心身の健康、生活スタイル、幼児・子供の情緒・教育効果、家族と縁者との関係、近隣との関係、等々が判明します。
第三のプロセスは、10年以降を経過すると、家の性能・品質が判明します。耐力性(構造上の不具合)、耐久性(劣化・腐食・虫害)、地盤沈下や家の傾き、資産価値(材料の品質・工法)、周囲や時代変化との違和感、愛着や誇り(飽きる・不満・コンプレックス)等々。
生涯で最大の出費である家の購入。尚且つ「これほど複雑で厄介な代物はない!」。提供者としてもその責任の重大さを痛感しています。
提供者を決め、様々な期待・要望を検討しながら設計図と価格が決まります。その後、数カ月の工事を経て完成します。待ちに待った夢のマイホームを手にした喜びの一瞬です。だがしかし、家は完成時の外見だけでは真の価値はわかりません。本当の価値は、時間の経過によって判明するからです。
第一のプロセスは、住んで1年目。春・夏・秋・冬の気候変化に伴う、雨・風・雪・日照などに対する適応は? 生活する中で、不便・狭い・うるさい・暑い・寒い・暗い・落ち着かない等々、機能・利便性は満足か? 光熱水費や清掃費等のランニングコストは? これらが判明します。
第二のプロセスは、5年位の経過に伴う、住む人に対する影響です。心身の健康、生活スタイル、幼児・子供の情緒・教育効果、家族と縁者との関係、近隣との関係、等々が判明します。
第三のプロセスは、10年以降を経過すると、家の性能・品質が判明します。耐力性(構造上の不具合)、耐久性(劣化・腐食・虫害)、地盤沈下や家の傾き、資産価値(材料の品質・工法)、周囲や時代変化との違和感、愛着や誇り(飽きる・不満・コンプレックス)等々。
生涯で最大の出費である家の購入。尚且つ「これほど複雑で厄介な代物はない!」。提供者としてもその責任の重大さを痛感しています。
2017年4月14日金曜日
“川上から川下へ”「あがの家・誕生物語」バスツアーのご案内

まず最初に、越後に生きる森での「あがの杉」の伐採見学にはじまり、次に保田地区の製材所で製材工程をご覧頂きます。
続いて当日開催の「やすだ瓦ロードフェスティバル」を散策しつつ瓦工場見学もご案内いたします。
最後に、同じく保田地区に昨年完成した住宅をご覧頂くという、皆様にたっぷり一日楽しんでいただける企画内容となっています。

ぜひご家族、お知り合いの方など多数お誘いあわせの上ご参加ください。
【お問い合わせ先】
「越後にいきる家をつくる会」事務局
担当:大川原
〒950-2144新潟市西区曽和521-3
新潟県森林組合連合会 木材共販場内
TEL025-262-2320/FAX025-261-0526
http://www.echigonoie.com/
または
〒950-2205阿賀野市寺社甲246
株式会社 研創 内
TEL0250-68-3212/FAX0250-68-5271
http//www.aganoie.jp/
e-mail info@kenso.info
2017年4月10日月曜日
家は親から子へのメッセージ
家づくりで大切はことは、「そこに住まう家族の哲学や美学、さらには、その家の伝統と文化の総結集である」ということです。
住まいを、安全性・耐候性・耐久性などの建築工学や、快適性・合理性・居住性などの機能性を第一と考えるなら、それだけを追求した単なる建物(箱)を造るだけでいいかもしれません。
しかし、住まいを「人生観の結集」として、「人づくりの場」「親から子孫へのメッセージ」と考えるなら、教え、守り、残さなければならないものを表現し、伝えることが必要です。子世代への無言の教育の場として、また同時に一家の精神的な拠り所として考えていくことが大切なのではないでしょうか。
家族が四季折々の行事を楽しみながら、あまり過保護にせず、「不便を楽しむ」くらいのことがあってもいいのかもしれません。いくら温度や湿度が快適に管理された家でも、人工的に密閉された空間では、本当に健康的な暮らしをすることは難しいでしょう。
一方、家の果たす役割は時代とともに、暮らし方とともに変化するということも考えておかなければなりません。子供が成長し、独立して家を出て老夫婦だけで住むようになった時にどうするか。維持管理を考えれば、必要最低限の部屋で暮らすのが理想です。
住まいを、安全性・耐候性・耐久性などの建築工学や、快適性・合理性・居住性などの機能性を第一と考えるなら、それだけを追求した単なる建物(箱)を造るだけでいいかもしれません。
しかし、住まいを「人生観の結集」として、「人づくりの場」「親から子孫へのメッセージ」と考えるなら、教え、守り、残さなければならないものを表現し、伝えることが必要です。子世代への無言の教育の場として、また同時に一家の精神的な拠り所として考えていくことが大切なのではないでしょうか。
家族が四季折々の行事を楽しみながら、あまり過保護にせず、「不便を楽しむ」くらいのことがあってもいいのかもしれません。いくら温度や湿度が快適に管理された家でも、人工的に密閉された空間では、本当に健康的な暮らしをすることは難しいでしょう。
一方、家の果たす役割は時代とともに、暮らし方とともに変化するということも考えておかなければなりません。子供が成長し、独立して家を出て老夫婦だけで住むようになった時にどうするか。維持管理を考えれば、必要最低限の部屋で暮らすのが理想です。
2017年3月30日木曜日
木の心と永遠の自然生命力の宿る家
大半の人は木の家をお望みなのですが、今風の建て方は木の本質を活かした家とはいえません。
確かに壁や天井に木目の板などで化粧はしています。肝心なのは、柱や梁が室内空間に現れることによって、湿気を吸ったり吐いたり、人体に影響する有効成分が放出されるつくり方です。
太い木組みが醸し出す力強さや、木目の調和によって住む人の心と体が癒される。愛着が湧く。家の寿命が延びる。耐震性能も高い。これらが、日本の木造建築の原点だと思っています。
曲がった木、クセのある木、年輪の大小、色つや、人間と同じで一つとして同じものはありません。その個性を見抜き、活かすには、経験を豊富に積んだ大工職人の眼力も欠かせません。
今であれば、新潟県産のスギを使えば、40万円の補助金を受けられます。これこそ「一石○○鳥」の賢い選択です。
確かに壁や天井に木目の板などで化粧はしています。肝心なのは、柱や梁が室内空間に現れることによって、湿気を吸ったり吐いたり、人体に影響する有効成分が放出されるつくり方です。
太い木組みが醸し出す力強さや、木目の調和によって住む人の心と体が癒される。愛着が湧く。家の寿命が延びる。耐震性能も高い。これらが、日本の木造建築の原点だと思っています。
曲がった木、クセのある木、年輪の大小、色つや、人間と同じで一つとして同じものはありません。その個性を見抜き、活かすには、経験を豊富に積んだ大工職人の眼力も欠かせません。
今であれば、新潟県産のスギを使えば、40万円の補助金を受けられます。これこそ「一石○○鳥」の賢い選択です。
2017年3月20日月曜日
過去に学び未来を想像する
これまで建築の仕事に携わり、最近思うことは「近頃の家づくりの方向は、果たして後世に引き継ぐ進化向上に値するのだろうか?」という疑問です。
日本には神社仏閣・城郭はもちろん、全国各地に100年以上住み慣れた古民家が沢山あります。ここで学ぶことは、木の家の魅力を増す為の知恵が凝縮されている事です。高温多湿の日本の風土に合っていると同時に、現在の健康的な家づくりにも活かされています。
一時問題となったシックハウス症候群などは、天然の木材の使用と適度な換気で解決できます。それを、快適性を追求するあまり、気密性を高め、断熱性を高め、そのために化学物質を多用して、家にも人にも不健康な状況をつくりました。
一見、人間は時代とともに大きく変わったように見えて、本質は変わっていません。いや寧ろ人間の愚かさとエゴだけが進化しているようです。今問題となっているアメリカ大統領の挙動を見れば、これなどはその最たる事例です。
人間に一番必要なことは、心の満足、充実感であり、物質的豊かさは限定付の条件でしかありません。この事を踏まえて、未来に思いをはせ、想像力を働かせれば、100年後の人にもある程度評価されるモノを残せるのではないでしょうか。
日本には神社仏閣・城郭はもちろん、全国各地に100年以上住み慣れた古民家が沢山あります。ここで学ぶことは、木の家の魅力を増す為の知恵が凝縮されている事です。高温多湿の日本の風土に合っていると同時に、現在の健康的な家づくりにも活かされています。
一時問題となったシックハウス症候群などは、天然の木材の使用と適度な換気で解決できます。それを、快適性を追求するあまり、気密性を高め、断熱性を高め、そのために化学物質を多用して、家にも人にも不健康な状況をつくりました。
一見、人間は時代とともに大きく変わったように見えて、本質は変わっていません。いや寧ろ人間の愚かさとエゴだけが進化しているようです。今問題となっているアメリカ大統領の挙動を見れば、これなどはその最たる事例です。
人間に一番必要なことは、心の満足、充実感であり、物質的豊かさは限定付の条件でしかありません。この事を踏まえて、未来に思いをはせ、想像力を働かせれば、100年後の人にもある程度評価されるモノを残せるのではないでしょうか。
2017年3月13日月曜日
永遠の価値・魅力を求めて後世に継承する
消費財といわれる工場製品は通常、新品の時に一番価値があり、年月とともに価値が下がります。ということは、工場で加工され、釘や金物で組み立てる今風の家づくりも同じことになります。
先人から受け継がれる日本の家づくりは、時間とともに価値が高まる「時間財」を求めてきました。時間財となるには時を重ねていく「経年」、住む人の「思い」、世代を超えた「継承」という三つの要素が必要です。そこに「経年美化」という文化が生まれます。
家は人工物ですので、100年という年月の間には各部の劣化や不具合が発生します。その時に補修や取り換えが容易でなければなりません。それに対処するために、何百年という歳月を経て蓄積された先人から受け継がれる伝統的技術・技能・知識です。
伝統というと古いから価値がないと思うかもしれませんが、それは真逆で短絡思考です。
先人から受け継がれる日本の家づくりは、時間とともに価値が高まる「時間財」を求めてきました。時間財となるには時を重ねていく「経年」、住む人の「思い」、世代を超えた「継承」という三つの要素が必要です。そこに「経年美化」という文化が生まれます。
家は人工物ですので、100年という年月の間には各部の劣化や不具合が発生します。その時に補修や取り換えが容易でなければなりません。それに対処するために、何百年という歳月を経て蓄積された先人から受け継がれる伝統的技術・技能・知識です。
伝統というと古いから価値がないと思うかもしれませんが、それは真逆で短絡思考です。
2017年2月28日火曜日
「あがの家・創生プロジェクト」の発起
「木造の家は、伝統構法!伝統構法!」といくら声高に叫んでも、「それは、お前たち大工職人の古臭い言い分だろう」と理解を得ない。ならば、この構法の優秀さを、力学・工学的に証明しようと奮起したのが平成18年。その為には遊びや趣味の時間を全て無くし、この一点に集中すると覚悟を決める。
以来、あらゆる専門書を買いあさり、ただひたすらノートに書き写す。この作業を年間600時間 2年繰り返すと、目に見えない力というものがイメージできてくるから不思議。
平成20年、多少の自信がつき東京での研修にも15回程参加。「許容応力度計算」を手計算できるようになり、平成23年コンピュータソフトを導入。が、この計算法では「伝統構法」の耐震性能は証明できない。ならば、次の段階「限界耐力計算法」にチャレンジするしかない。
平成25年、横浜の建築家・木村先生の指導を乞い、今は完璧とは言えないが何とか実務に応用できるレベルか?まだまだ、山の頂は遥か彼方であるが絶対に投げ出さない。「あがの家・創生プロジェクト」を広める為の必須条件なのだから。
木造の構造設計に関心のある方、共に学び夢を共有しましょう。このプロジェクトに参加して下さい。
以来、あらゆる専門書を買いあさり、ただひたすらノートに書き写す。この作業を年間600時間 2年繰り返すと、目に見えない力というものがイメージできてくるから不思議。
平成20年、多少の自信がつき東京での研修にも15回程参加。「許容応力度計算」を手計算できるようになり、平成23年コンピュータソフトを導入。が、この計算法では「伝統構法」の耐震性能は証明できない。ならば、次の段階「限界耐力計算法」にチャレンジするしかない。
平成25年、横浜の建築家・木村先生の指導を乞い、今は完璧とは言えないが何とか実務に応用できるレベルか?まだまだ、山の頂は遥か彼方であるが絶対に投げ出さない。「あがの家・創生プロジェクト」を広める為の必須条件なのだから。
木造の構造設計に関心のある方、共に学び夢を共有しましょう。このプロジェクトに参加して下さい。
2017年2月20日月曜日
普遍的魅力と日本の生活文化の伝統
100年以上永く愛されるとなると、4世代に愛され続けられなくてはなりません。一時の気まぐれや流行では、時代を超えることは不可能です。時代を超えて愛される魅力、それは普遍的な魅力と言えます。
その要素の一つに、地域の気候風土、自然にマッチした生活文化の伝統性があります。工場生産住宅の現代は、日本のどこでも同じ既成品の家が建っています。これらの家が世代と時代を超えて、普遍的な魅力に富んでいるかと問えば・・・?
昔中学校で学んだ歴史教科書を思い出します。明治の初めに、文明開化の集団催眠にかかり、廃仏毀釈(仏教を排斥し、寺・仏像を壊す)が盛んに行われたことを。
我々日本人の、新しいものであれば何でも有難がる性癖の証です。社会が豊かになることは、より新しくより多くすることだと思い込んできました。
本当は上面や数量ではなく、中身であることに気付く時が来ました。「普遍的魅力」という難しいテーマに結論はないと思いますが、敢えて私見を言えば、過去から現在、そして近未来という時間軸の延長線上にあるということ。
一時の受けや、奇抜さを売り物にしたものは、いずれ廃れてしまうことは歴史が何度も証明しています。思いの目を未来に向けて、後世の人々も共感する普遍的魅力と日本文化の伝統的魅力の創造が求められます。
その要素の一つに、地域の気候風土、自然にマッチした生活文化の伝統性があります。工場生産住宅の現代は、日本のどこでも同じ既成品の家が建っています。これらの家が世代と時代を超えて、普遍的な魅力に富んでいるかと問えば・・・?
昔中学校で学んだ歴史教科書を思い出します。明治の初めに、文明開化の集団催眠にかかり、廃仏毀釈(仏教を排斥し、寺・仏像を壊す)が盛んに行われたことを。
我々日本人の、新しいものであれば何でも有難がる性癖の証です。社会が豊かになることは、より新しくより多くすることだと思い込んできました。
本当は上面や数量ではなく、中身であることに気付く時が来ました。「普遍的魅力」という難しいテーマに結論はないと思いますが、敢えて私見を言えば、過去から現在、そして近未来という時間軸の延長線上にあるということ。
一時の受けや、奇抜さを売り物にしたものは、いずれ廃れてしまうことは歴史が何度も証明しています。思いの目を未来に向けて、後世の人々も共感する普遍的魅力と日本文化の伝統的魅力の創造が求められます。
2017年2月10日金曜日
会報「創生」2月号「編集後記」
平成29年、新年が明けて既に一ヵ月が経ちました。その間、新聞・テレビの報道はトランプ・ショック一辺倒です。まさに、160年前の幕末、黒船来航により政府も庶民も大混迷の再現です。
で、ついついこの会報もそれらに関するものを貼り付けてしまいました。但し、不安や危機を煽るのではなく、この時こそ冷静な判断と覚悟を持って対処すべきという内容です。
古田博司・筑波大教授の論文によれば、幸いにも日本は、古代・中世・近代という段階を経て現代に至る、世界でもまれな国である、との事です。
くしくも、この「あがの家・創生プロジェクト」を立ち上げたのは、今風の簡易な木造の家づくりが後世にまで継続できる、普遍的価値・存在性があるのかという疑問からでした。
進化向上を目指し「不易流行」、守るべき事と変えるべき事の取捨選択が問われます。その見識と決断が問われる時代の到来となりました。
武石 明
で、ついついこの会報もそれらに関するものを貼り付けてしまいました。但し、不安や危機を煽るのではなく、この時こそ冷静な判断と覚悟を持って対処すべきという内容です。
古田博司・筑波大教授の論文によれば、幸いにも日本は、古代・中世・近代という段階を経て現代に至る、世界でもまれな国である、との事です。
くしくも、この「あがの家・創生プロジェクト」を立ち上げたのは、今風の簡易な木造の家づくりが後世にまで継続できる、普遍的価値・存在性があるのかという疑問からでした。
進化向上を目指し「不易流行」、守るべき事と変えるべき事の取捨選択が問われます。その見識と決断が問われる時代の到来となりました。
武石 明
2017年1月30日月曜日
敷地を読み、意匠と構造の一体をデザインする設計
近頃は、自分だけの個性的な家を望んだのでしょうが、住宅雑誌や住まいの本の受け売りで、似たような無国籍の家が建ち並んでいます。この現実を見ると悲しいものがあります。住まいは「斬新な」と言えるほど個性的である必要はなく、雑誌の切り抜きを寄せ集めたような安易なものではありません。
一般的には目を引くもの、カッコいいものが良いデザインですが、家は土地の上に建つ構造物ですから、それだけでは本当に良いとは言えません。ましてや、今盛んに宣伝されている、○○仕様や××装備などのオプション・オンパレードは、二の次、三の次の問題で論外です。
先人先輩・建築家の教えとして、「建築設計の要諦は意匠(デザイン)と構造は一体でなければならない」、「構造は真実を表現したものでなければならず、真実がもたらす美を具有しなければならない」と強調しています。
私たちが伝統的な木組みの構造にこだわるのは、構造体そのものが力学的な理に適うことで、バランスとプロポーション、全体美を生むと思っているからです。細部に至っては、木組みの出来栄えと木肌等の見え掛りにこだわり、手技の切れ味による美が存在しなければならないと思っています。
一般的には目を引くもの、カッコいいものが良いデザインですが、家は土地の上に建つ構造物ですから、それだけでは本当に良いとは言えません。ましてや、今盛んに宣伝されている、○○仕様や××装備などのオプション・オンパレードは、二の次、三の次の問題で論外です。
先人先輩・建築家の教えとして、「建築設計の要諦は意匠(デザイン)と構造は一体でなければならない」、「構造は真実を表現したものでなければならず、真実がもたらす美を具有しなければならない」と強調しています。
私たちが伝統的な木組みの構造にこだわるのは、構造体そのものが力学的な理に適うことで、バランスとプロポーション、全体美を生むと思っているからです。細部に至っては、木組みの出来栄えと木肌等の見え掛りにこだわり、手技の切れ味による美が存在しなければならないと思っています。
2017年1月19日木曜日
「限界耐力計算解説書」より、現行の耐震診断法との違い
地方公共団体が行う木造住宅の耐震改修助成制度のほとんどは、日本建築防災協会が示す、一般診断法あるいは保有耐力診断法で、改修後に 1.0 以上の評点になる事としている。
評点=保有する耐力 (Pd) /必要な耐力 (Qr)
評点による診断
Pd / Qr ≧1.5 倒壊しない
1.5>Pd/Qr ≧1.0 一応倒壊しない
1.0>Pd/Qr ≧0.7 倒壊する可能性がある
Pd / Qr <0.7 倒壊する可能性が高い
この診断法では基本的に壁の強度のみを評価しており、軸組の垂れ壁・腰壁がついた場合のフレーム効果しか見込んでいない。従って壁の少ない建物は必然的に保有する耐力が小さくなる。
また必要な耐力は基準の耐力係数として Co=0.2 を与えており、入力レベル及び変形量(被害度)との相関関係が加味されていない。
倒壊するかどうかは、地盤や建物自体の性質によって変わるので、このような強度本意で評点を求める判定方法は、木造住宅の性質に関する理解がなければ危険度の判定結果を生むおそれがある。
評点=保有する耐力 (Pd) /必要な耐力 (Qr)
評点による診断
Pd / Qr ≧1.5 倒壊しない
1.5>Pd/Qr ≧1.0 一応倒壊しない
1.0>Pd/Qr ≧0.7 倒壊する可能性がある
Pd / Qr <0.7 倒壊する可能性が高い
この診断法では基本的に壁の強度のみを評価しており、軸組の垂れ壁・腰壁がついた場合のフレーム効果しか見込んでいない。従って壁の少ない建物は必然的に保有する耐力が小さくなる。
また必要な耐力は基準の耐力係数として Co=0.2 を与えており、入力レベル及び変形量(被害度)との相関関係が加味されていない。
倒壊するかどうかは、地盤や建物自体の性質によって変わるので、このような強度本意で評点を求める判定方法は、木造住宅の性質に関する理解がなければ危険度の判定結果を生むおそれがある。
2017年1月10日火曜日
会報「創生」1月号「編集後記」
今日は師走の12月30日、この会報をつくりながら今年を振り返っています。
あっと言う間の一年でしたが、思いもよらぬ多くの皆様との出会いがあり、その後のお付き合いも続いています。
特にこのプロジェクトを立ち上げ、共感する皆様との結びつきに、喜びと感謝の思いで一杯です。
ところで昨今の日本並びに世界情勢を見ますと、今まさに時代の転換期を迎えています。歴史は繰り返すと言われますが、1930年代、昭和初期の時代背景そのままに逆戻りしています。
技術や科学・学術は急速に進歩するが、人の本質は何百・何千年を経て少しずつ進化するものだと教わっています。その意味においては、これからの逆境も必要必然、天然自然の理なのかもしれません。
幾多の苦難を乗り越えた先人に見習い、この時こそ自分たちの真価を試される良きチャンスだと、プラス思考でチャレンジしましょう。
「憂きことのなほこの上に積もれかし、限りある身の力ためさん:熊沢番山」 武石 明
あっと言う間の一年でしたが、思いもよらぬ多くの皆様との出会いがあり、その後のお付き合いも続いています。
特にこのプロジェクトを立ち上げ、共感する皆様との結びつきに、喜びと感謝の思いで一杯です。
ところで昨今の日本並びに世界情勢を見ますと、今まさに時代の転換期を迎えています。歴史は繰り返すと言われますが、1930年代、昭和初期の時代背景そのままに逆戻りしています。
技術や科学・学術は急速に進歩するが、人の本質は何百・何千年を経て少しずつ進化するものだと教わっています。その意味においては、これからの逆境も必要必然、天然自然の理なのかもしれません。
幾多の苦難を乗り越えた先人に見習い、この時こそ自分たちの真価を試される良きチャンスだと、プラス思考でチャレンジしましょう。
「憂きことのなほこの上に積もれかし、限りある身の力ためさん:熊沢番山」 武石 明
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